JTB総合研究所(日比野健社長)は18日、自治体や観光関連事業者などの観光危機管理体制構築の支援をさらに強化するため、「観光危機管理 考えるプロジェクト」サイトを立ち上げた。
観光客への災害対策を強化する自治体が増えているが、地域、組織により観光危機管理の体制整備の進捗には差があり、重要性の有無や基礎知識の理解からスタートする組織も少なくない。プロジェクトサイトの立ち上げで、より多くの自治体や観光関連事業者などに観光危機管理への理解を深め、観光危機管理の体制整備が円滑に進むように後押しする。
サイトでは、観光危機管理の考え方や取り組み内容についての解説を行うほか、セミナーの案内や、各地域における観光危機管理の活動状況などを掲載していく。
JTB総合研究所では、昨年9月から「観光危機管理体制構築支援事業」を本格的に展開。観光危機管理に関する国際会議の企画運営サポートや国内各地での講演などを実施してきた。
サイト立ち上げに合わせて、第1回セミナー・研究会「観光地を訪れる観光客の安全を守るために」も東京で開催する。
会場は千代田区のエッサム神田ホール。対象者は自治体観光関連部局職員や観光協会・観光連盟職員、宿泊施設・観光施設社員など。参加費は無料。参加の申し込みは同サイトから。
「観光危機管理考えるプロジェクト」のサイト