JTB協定旅館ホテル連盟は8月19日、「CHIKYUJIN留学生支援機構」と業務提携した。同機構の提供するサービスを通じて会員旅館・ホテルに対し、日本企業への就職を目指す留学生の採用や、外国人学生の日本でのワーキングホリデー中の雇用を支援する。
CHIKYUJIN留学生支援機構では、各国からの留学生に対して、日本の文化、伝統、技術やホスピタリティなどを学ぶためのさまざまな支援を行っている。JTB旅ホ連は、今年度の事業計画で組織強化活動の一環として「人手不足対策」を掲げており、同機構のサービスを活用し、旅ホ連会員での外国人留学生の就労をサポートする。
留学生のプログラムでは、直接雇用を前提に一定期間派遣スタッフとして雇い、派遣期間終了時に本人と合意した場合に社員として採用できる。ワーキングホリデープログラムでは、台湾、香港、韓国からの学生を接客、清掃、仕込みなどの業務で最短3カ月間、最長1年間雇用が可能だ。
通常はそれぞれ年間賛助会員費の20万円が必要だが、JTB旅ホ連会員が費用負担なしでサービスを受けられるようにした。さらに派遣料金、紹介料金についても特別価格で提供する。
サービス提供が可能なのは「東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城」「愛知・岐阜・三重・富山」「京都・大阪・兵庫・広島」「福岡・佐賀」の17都府県。今後、随時拡大していく予定。