JTBグループは、日本能率協会が主催する、社会価値を生み出す持続的な経営、組織、人づくりの取り組みを称える表彰制度「KAIKA Awards2015」で「KAIKA大賞」を受賞した。受賞テーマは「『JTB地球いきいきプロジェクト』を通じた人づくりと社会価値の創造」。同表彰で大賞が選出されるのは初めてのこと。
KAIKA Awardsは、社会課題の解決につながる、組織としての力強い取り組みや画期的な取り組みについて表彰を通じて紹介し、活力ある経営・組織づくりが増えることを目指している。「KAIKA」は「開花」「開化」を語源とする。
「JTB地球いきいきプロジェクト」は、地域の環境保全活動に歴史や文化、観光素材に触れる機会を盛り込んだ社会活動。豊かな自然が育む生物の多様性や、地域に根付く歴史・伝統文化はツーリズム産業を支える大切な資源と考え、全国各地で自治体やNPO法人などと連携し、地域の生物多様性の仕組みを理解したり、環境保全への取り組みや地域資源の理解促進、地産地消や各種の体験活動などを行う。顧客や地域住民、関係団体、JTBグループの社員が一緒に活動を行うことが大きな特徴。
審査では、組織の社会性と同時に、そこに関わる社員一人一人の成長や、各支店などの組織の活性化ともなり、個の成長、組織の活性化、組織の社会性を同時に実現しつつあり、組織活動として優れていると、高く評価された。