JTBグループは5月7日から、石川県と連携し、能登半島地震に対する現地支援キャンペーン「元気宣言、能登・いしかわ。──やっぱ能登はいいぞね」を実施する。宿泊者に数々の特典を与え、誘客を促進する。
現地で使える500円分買い物券や、能登有料道路片道券もしくはガソリン券を提供するほか、金沢~和倉・輪島間を500円で乗車できるシャトルバスも運行する。期間は6月30日まで。販売目標は4万8千人。
また、このキャンペーンに付随した首都圏・関西発の旅行商品を4月27日に発売した。輪島の朝市といった能登半島の見所をまわり、輪島塗の沈金体験もできるなどの内容となっている。
KNTは、能登半島を応援する国内旅行商品メイト「ようこそ!いしかわ」を今月から発表した。旅行代金に災害寄付金が含まれるプラン。同商品を売り出すことで、地震による風評被害の払しょくと観光産業復興の支援を行う。送客目標は5千人。
催行に当たっては、大人1人につき、旅行代金、KNTから各100円の合計200円が石川県災害対策本部に寄付される。
商品は特別シャトルバスの利用や九谷焼美術館などの観光施設に無料で入れるなどの特典が付く。利用宿泊施設は、輪島地区や和倉、片山津、山中、山代各温泉にある合計29軒。
設定期間は5月7日~7月31日。旅行代金は平日出発の場合、1万100円、1万5100円、2万100円の3段階を設定。休日出発の場合、各5千円増し。
KNTではこのほか、石川県内の宿泊施設を利用した「団体宿泊プラン」を積極的に販売していくという。