北陸3県(福井県、石川県、富山県)を対象地域として国内旅行活性化キャンペーン「日本の旬」を10月1日から開始するJTBは9月11日、キャンペーンに先立ち、そのキックオフミーティングを東京都新宿区のヒルトン東京で実施した。JTBの国内・訪日旅行に携わる販売担当者や北陸の旅館・ホテル関係者を中心に300人が集合。キャンペーンの成功に向けて気合を入れた。
キックオフミーティングの開催地を東京にしたのは、北陸新幹線の開業で最も大きな集客対象マーケットとなる首都圏でアピールを行うため。開会のあいさつで大谷恭久JTB国内旅行企画社長兼JTB常務取締役は「日本の旬北陸の宿泊販売目標は前年比150%だ。この目標を確実にクリアし、次年度以降も北陸の増売に努め、教育旅行の誘致や第2ゴールデンルートの開発など将来に向けた取り組みをしていく」と力強く宣言した。
キャンペーンは「旬のおもてなし、はじめての北陸。」をコンセプトに、北陸ならではの魅力と新たな北陸の魅力を提案する。展開の柱となるのは北陸の食と広域観光ルート。食では「感動の饗宴」と題して、福井の越前蟹、富山の白えび、金沢の料亭文化をアピールする。
広域ルートは、特に金沢、高山、松本を結ぶ通称「3つ星ルート」を訴求。ルート上にある日本三名園「兼六園」、世界遺産の「白川郷・五箇山」、高山の古い町並み、国宝「松本城」をはじめ、歴史的建造物や自然景観、伝統工芸、食文化などの観光の魅力をPRする。
JRが展開する北陸デスティネーションキャンペーンと連動し、10月1日から来年3月31日まで展開する。
開会あいさつで「必ず目標を達成する」と大谷JTB常務