JTB首都圏(生田亨社長)は9日、今年9月の開設10周年に先立ち東京・銀座の高品質旅行専門店「ロイヤルロード銀座」をリニューアルオープンした。今後数年間、団塊の世代が完全退職して旅行にも活発に動くと見込まれることから、その需要を取り込み、営業の拡大を図る。
銀座6丁目から4丁目に移転し、店舗面積を約2倍の442平方メートルに拡大。富裕層、シニア、クルーズを中心としたフロア構成とし、サロンや個別応接ルームなどで一人ひとりに合わせた最適な旅を提案する。説明会場も設置し、説明会やセミナーにも力を入れる。
リニューアル投資を決めた理由について生田社長は「団塊の世代が本格的に旅行を始める時期に入ってきた。円安、株高など経済環境も好転しそうで、我々のマーケットが伸び行く状況にある」と説明する。
これまで休日としていた土日曜日は、説明会の開催を中心に営業する。「土日しか休めない人も会場に来てもらえる」(生田社長)。
ロイヤルロード銀座の接客フロア