
今津支部長
JTB協定旅館ホテル連盟兵庫支部(今津一也支部長=ホテル金波楼)は14日、シェラトン都ホテル東京(東京都港区)で今年7~9月の兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)に向けたJTB社員ら対象の観光説明会を開いた。同県の齋藤元彦知事が参加し、「兵庫観光の新たな展開」をテーマにプレゼンテーション。「県が新たなステージに乗る上で、DCはそのキックオフとして大事な事業」と、今年から5カ年の新たな観光戦略「ひょうご新観光戦略」にも触れつつ、県全体の魅力をアピールした。
兵庫DCは「兵庫テロワール旅~私の感動、その先へ。~」をキャッチコピーに展開。「テロワール」はフランス語で「土地の個性」の意味。「地域に根差した食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の思いや技術に触れる」などの旅を提案する。
県内5地域で展開されるDCの特別企画を紹介。摂津(神戸・阪神)は神戸北野異人館の非公開部屋の見学も含めたガイドツアー。播磨は世界遺産登録30周年を迎えた国宝姫路城の非公開エリア6棟の特別公開。
但馬は但馬牛の部位別食べ比べ、丹波は特産品の丹波大納言小豆を使った菓子作り体験、淡路は鳴門海峡の渦潮と夕日を眺めるサンセットクルージングを用意する。
今津支部長は「国は観光が伸びしろのある産業と、主にインバウンドの拡大を目指しているが、まずは国内のお客さまに動いていただかないと、業界は盛り上がらない」と、旅行会社による多くの国内旅行商品の造成と送客を期待した。
齋藤知事
今津支部長