JTBは10月25日午後、マレーシアを周遊する主催ツアーで10月24日にバス事故が起き、日本人参加者11人のうち1人が死亡、10人が病院に搬送されたと明らかにした。現地ガイドと現地ドライバーも負傷した。JTBは、事故原因の究明を含め、安全が確認されるまでの間、マレーシア方面の周遊ツアーの催行と募集を中止する。
JTBによると、バス事故は10月24日午後1時46分ごろ(現地時間)、マレーシア中部のキャメロンハイランドに向かう途中で発生した。ツアーは日本を10月21日に出発し、4日目だった。
ツアー参加者11人のうち、死亡したのは70代の女性1人。他の10人は複数の病院に搬送され、治療を受け、JTBの発表時点では4人が入院、6人がホテルに滞在しているという。
JTBに事故の情報が入ったのは10月24日午後3時過ぎ。JTBは事故対策本部を現地と東京に立ち上げた。外務省やマレーシア日本大使館と連携をとり、情報収集を進め、参加者のケアに努める考え。クアラルンプール支店のもと、現地ランドオペレーターを含めて8人が対応に当たっているほか、日本から役員含む3人を現地に派遣した。