JTBは11月18日、JTBグループ2023年3月期中間期連結決算を発表した。売上高は前年度比114.8%増の3862億5100万円、営業損益は46億5800万円の赤字だったが、前年度よりも284億2100万円の改善。業績回復の理由として、(1)国内旅行の回復(2)旅行以外のビジネスの拡大(3)構造改革効果による経費増加の抑制、の3点を挙げた。通期では営業損益で前年度比112億円増となる63億円の黒字、最終利益でも黒字を目指す。
経常損益は同260億2800万円の赤字から22億2900万円の赤字、当期純損益は67億3300万円の黒字から28億9400万円の赤字に。連結対象会社数は国内21社、海外86社、持分法適用会社19社の計126社(22年3月末より4社減)。従業員数は1万9091人(21年9月末より1527人減)。
記者発表会で山北栄二郎社長は「国内旅行市場は行動制限の緩和で個人旅行は大幅に伸び、旅行以外のビジネスでも取り扱いを拡大した。当中間期の純利益は黒字には及ばなかったが、業績は大幅に改善した。着実な回復によって通期は最終利益で黒字を見込んでいる」と語った。
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