JTBは7〜9月に展開の東北応援キャンペーン「まってます東北」の一環として2日、青森県観光連盟などの協力を得て東京・池袋の店舗「トラベルゲート池袋」で誘客イベントを行った。イベントには青森県の観光関係者や自治体関係者らが参加。同県を代表する祭り「青森ねぶた祭り」の踊り手「跳人(はねと)」の衣装を身にまとい、「ラッセーラ」の掛け声と共に威勢よく跳ねまわってねぶた祭りの雰囲気を再現=写真、道行く人に青森への来訪をアピールした。
JTBでは6月28日に、東北を応援する旅行商品「まってます東北」を国内企画旅行商品ブランド「エース」から発売。「東北全域を網羅し、利用しやすい価格設定にしているのが特徴。東北6県の知事からのメッセージも掲載している」と藤村幸志・JTB広報室マネージャー。発売に合わせて、首都圏のJTB店舗約200店で専用コーナーを設置するなど、同商品をはじめとした東北方面商品の重点PRも行っている。
青森県の観光関係者らとの誘客イベントは、1〜10日に首都圏のJTB11店舗で実施。ねぶた祭りの再現のほか、リンゴジュースの試飲企画や津軽三味線の生演奏などを行った。
2日の池袋でのイベントには、開催中の青森デスティネーションキャンペーンのマスコットキャラクター「いくべぇ」も参加。津軽三味線の音色に合わせパフォーマンスする姿に、家族連れなどが足を止め写真を撮るなどしていた。
イベントに参加した松橋泰彰・青森県観光誘致協議会会長(十和田湖観光汽船社長)は、「東日本大震災などの影響で当社の場合もいまだ例年の40%程度しかお客さまは戻っていないが、下を向いているわけにはいかない。イベントを通して『安心、安全』そして『元気な青森』を首都圏の皆さんに実感してもらい、夏休みはぜひ青森の豊かな自然の中で思い切りいやされてほしい」と力強く語った。
東北への観光誘客を図るイベント「まってます東北」が2日、東京・池袋のJTBトラベルゲート池袋で行われた。
青森県からも青森デスティネーションキャンペーンのキャラクター「いくべぇ」が応援にかけつけ、子供達を喜ばせた