JR西日本は15日、網干総合車両所宮原支所(大阪市淀川区)で、2017年春の運行開始を予定している豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の展望スペース付き先頭車両を報道関係者に公開した。
公開された車両は塗装された外観が見えないように「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の文字などが表示された特別な黒色のラッピングが施されている。
展望スペース付き先頭車両は、10両編成の先頭と後方の車両として使用される。
オープンデッキでは、屋外で風を感じながら、景色を楽しめる。車内の展望スペースは、屋根まである大きな窓が特徴で、通常の車窓よりも、上にある星空などが鑑賞できる。
また、瑞風車内に彩りを添えるアートや伝統工芸品について、日本を代表する工芸作家や沿線の伝統工芸の職人に制作を依頼すると発表した。
萩焼の茶碗(山口県)、備前焼の花入(岡山県)、石州和紙の照明(島根県)、桐箱(広島県)、麦わら細工の箱(兵庫県)など。京都で数百年にわたり三千家の茶道具を制作している「千家十職」の作品の車内展示も予定する。