JR西日本は9月26〜27日、関西地区の報道関係者を対象に、和歌山県の世界文化遺産・熊野古道中辺路や熊野三山の現地取材会を実施した。
同社は10月3カ月間、「パワースポット熊野を学び、巡る旅 熊野古道キャンペーン」を南紀と熊野エリアで展開。キャンペーンではハイキングを楽しみながら熊野古道のメーンスポットを気軽に学び、体験することができる「アクセスバス・語り部付熊野古道号」に勝浦コースを初めて設定した。
取材会では、アクセスバスのコースを取材しながらキャンペーンのポイントを見て回った。
世界文化遺産の熊野古道は、近年のパワースポットブームやウォーキング、ハイキングブームで人気が高まっている。JR西日本では駅からアクセスバスを運行し、熊野古道や熊野三山、白浜、那智勝浦観光の足を確保した。
今回の行程では紀伊田辺駅からバスに乗車し、語り部の説明を聞きながら道の駅奥熊野古道へ。伏拝王子口バス停から、熊野古道を散策し熊野本宮大社、旧社地である大斎原を見学。次いでバスに乗車し、熊野速玉大社に移動。速玉大社では、全国に熊野信仰を伝えるために使われた「熊野絵解き」の説明を受けた。
夕方からはキャンペーンに合わせてオプショナルツアーとして実施される那智の滝のライトアップを見学。宿泊先は紀伊勝浦温泉のホテル中の島。
翌日は世界遺産登録の補陀洛山寺、熊野那智大社、青岸渡寺を取材。熊野古道大門坂では、平安衣装の貸し出しも行われており、観光客の人気も高まっている。
JR西日本はキャンペーンに合わせて発売する旅行商品について、片道1千円アップすると片道のグリーン車が利用できることも熱心にPRしていた。
熊野古道では平安衣装を貸し出す