JR西日本と北陸三県誘客促進連携協議会は8月26日から29日まで「北陸カレッジ(石川)」の体験実習を石川県内で実施した。関西エリアからは神戸市の神戸松陰女子学院大、京都市の立命館大、地元からは金沢市の金沢大の学生、合わせて28人が参加した。
北陸カレッジは、北陸エリアと関西エリアの地域間交流の促進や若者の旅行需要の喚起を目的に、関西エリアの大学生と地元の大学生が石川県の観光地で、観光や体験などで得た県の旅の魅力をフェイスブックで情報発信。また、旅行プランの企画提案をJR西日本や旅行会社に行うもの。
昨年実施した鹿児島カッレジの成功を受けて、2015年春の北陸新幹線全線開業で注目を集める北陸エリアで今年から実施する。今後は、富山県や福井県でも実施される予定。旅行商品化のほか、北陸エリアが同社管内であることから、企画乗車券として学生が勧める観光素材を織り込んだきっぷの発売も検討する。
行程は、初日に大阪駅、京都駅から大学生が特急サンダーバードに乗車。金沢到着後は、市内を浴衣に着替えて兼六園やひがし茶屋街を観光ガイドの「まいどさん」の案内で散策。和菓子作り体験も行った。
2日目と3日目は、能登方面と加賀方面に分かれて行動。加賀方面では、加賀温泉郷の片山津温泉、山中温泉、山代温泉で体験を実施。温泉入浴や旅館、民宿で宿泊するなど北陸らしい観光コースを巡った。最終日は金沢に戻り、自由行動で、金沢21世紀美術館や近江町市場を見学。ホテル金沢で4日間の感想を発表した。
浴衣に着替えて兼六園を散策