
10月末に大阪ステーションシティで行われた緊急観光PRイベント
JR西日本と和歌山県、県観光連盟は、9月の台風12号の影響で一部区間が不通となっていた「きのくに線」の全線運転再開に合わせ、復興支援に向けた「元気です和歌山キャンペーン」を12月3日から来年3月末まで展開する。近畿運輸局も協力する。スローガンは「まけるな!和歌山」。
キャンペーンではJR西日本が京阪神から和歌山・南紀エリアへの割安な企画きっぷ「元気です和歌山 南紀パス」を発売するとともに、日帰り旅行商品の駅プランも設定。旅行会社と連携した団体や個人向け旅行商品も販売する。
同パスは11月15日から来年3月10日まで販売。きのくに線全線運転再開日の12月3日から年末年始を除く、来年3月13日まで利用できる。
京阪神の主な駅から和歌山県内の自由周遊区間までの往復JR特急列車普通車指定席と、自由周遊区間内の特急自由席、JR、現地のバス乗り放題をセットにした。利用開始日の前日まで購入できる。有効期間は3日間。大阪市内発が大人6千円、子ども2千円。
和歌山県ではJRの特急利用者を対象に特典を用意する。白浜、紀伊勝浦、新宮の各駅の観光協会で、JR特急券の帰りきっぷを提示すると先着3千人に、観光PRシンボルキャラクター「わかぱん」グッズをプレゼント。
また、宿泊客を対象にした「和みわかやま宿泊得々キャンペーン」として、宿泊者を対象に、抽選で3万円をキャッシュバックするほか、景品をプレゼントする。

10月末に大阪ステーションシティで行われた緊急観光PRイベント