
JR東日本とJR西日本はこのほど、2014年度末に開業予定の北陸新幹線に投入する新型車両=写真は車内イメージ=を共同開発すると発表した。JR東日本はE7系として13年秋に、JR西日本はW7系として14年春に第1編成が落成する予定。
新型新幹線車両のトータルコンセプトは「大人の琴線に触れる『洗練さ』と心と体の『ゆとり・解放感』」。12両編成で、JR東日本のE5系で運転の「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」に連結されているプレミアムブランドで新幹線のファーストクラスと位置付けされる「グランクラス」を導入する。
また、アクティブサスペンションを搭載し、より乗り心地の良い車両とするほか、バリアフリー設備を充実。客室への電源コンセント、車内洋式トイレの温水洗浄機能付き便座も設置する。地震時の安全対策として、ブレーキ力を向上させブレーキ距離を短縮する。営業最高速度は時速260キロとなる。
定員はグランクラス18人、グリーン車63人、普通車853人の計934人。
車両のエクステリアデザインは、高速で走行するための造形と日本の伝統的な色使い、新幹線が走行する沿線の風景を融合させ、スピード感と精かんさを表現。先頭形状は環境性能を考慮した空気力学的な最適形状とするデザインを採用した。
車体上部色を空色、車体色をアイボリーホワイト、車体中央の帯色を銅色と空色とした。
