JRグループ協定旅館ホテル連盟は5日、東京のホテルメトロポリタンで総会を開き、任期満了に伴う役員改選で新会長に渡邉宗男氏(静岡県熱海市湯河原温泉・川堰苑いすゞホテル)を選出した。2005年度から10年間会長を務めた磯田光治氏(宮城県・ホテル松島大観荘)は名誉会長に就任した。
渡邉新会長は「JRとともに地域の観光開発に取り組む」と所信表明。磯田前会長は「自分自身の勉強にもなった10年間だった。今日まで導いていただいた皆さまに厚く御礼申し上げたい」とあいさつした。
JR6社の担当者は、それぞれの会社の取り組みを説明。北陸新幹線の開業を契機とした沿線観光地への誘客施策や、デスティネーションキャンペーン(DC)の取り組みなどが述べられた。
今年度事業計画は、JR各社と連携した各地域の観光素材の発掘、情報発信など。JRのDCを中心に、鉄道と宿の一体的なPRを展開、宿泊券の一層の拡販に努める。
新役員陣容は次の通り(敬称略)。
会長=渡邉宗男(静岡県・川堰苑いすゞホテル)▽副会長=松橋博(北海道・旅館一乃松)、萩原国彦(JR北海道鉄道事業本部営業部長)、赤石良治(JR東日本執行役員鉄道事業本部営業部長)、吉川勝也(三重県・サン浦島悠季の里)、厚地純夫(JR東海常務執行役員営業本部長)、田岡茂(兵庫県・三國屋)、堀坂昭弘(JR西日本取締役兼常務執行役員営業本部長)、住友武秀(徳島県・徳島グランドホテル偕楽園)、四之宮和幸(JR四国鉄道事業本部営業部長)、小林喜平太(長崎県・稲佐山観光ホテル)、後藤靖子(JR九州旅行事業本部長)
渡邉新会長(中央、左は磯田前会長)