JRグループ6社、7月から群馬DCスタート


 JRグループ6社と群馬県、県観光国際協会、栃木県4市(足利、佐野、栃木、日光市足尾地区)と観光関係事業者らが連携し、7月1日から「がんばろう日本!群馬デスティネーションキャンペーン」(群馬DC)が始まる。9月末まで。体験型の観光メニューを数多く用意し、群馬の魅力を発信する。復活運転を開始した「C61」を始めとするSLの集中運転や新型車両のデビューなどもあり、鉄道ファンの注目も集めそうだ。

 テーマは「心にググッとぐんま わくわく 体験 新発見」。各市町村や観光協会などが用意した観光メニューは1500件に上り、うち約600件が体験型という。

 自然体験では関東一といわれる急流、利根川を大型ボートで下る「ラフティング」などが楽しめる「みなかみアドベンチャー体験」や、谷川岳天神平での「星の鑑賞会」などがある。

 群馬の歴史を知ってもらおうと、世界遺産暫定リストに記載されている富岡製糸場では座繰の実演・体験のほか、貴賓室を特別公開する。群馬といえば温泉だが、各地で工夫を凝らし、草津温泉では「温泉らくご」、四万温泉では夜の温泉街をちょうちん片手に散策する「ちょうちんウオーク」などが行われる。

 JR東日本は群馬県伊勢崎市の公園に展示保存されていたC61を復元、38年ぶりとなる復活運転を6月4日から実施している。DC開催を記念し、7月2日には高崎駅にC61、C57、D51を集め、同時発車する。

 新しいリゾート列車、リゾートやまどりもデビュー。新宿、池袋駅〜長野原草津口駅間を「リゾート草津」、高崎駅〜万座・鹿沢口駅間を快速「リゾートやまどり」として運転する。

 一方、2次交通については、県内主要駅と人気温泉地をつなぎ、移動中に観光スポット見学を楽しめる事前予約不要、定額制の観光タクシー「ちいタク」を10コース設定した。「駅から観タクン」は5駅16コースに。

 JR側は群馬DCについて、「観光の力で日本を元気にしたい」「群馬から日本中に元気を発信しようという思いを込めた」と話している。

 
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