観光庁は2020年4月から、訪日旅行の誘客を促進する重点市場にオランダ、スイス、メキシコ、ニュージーランド、中東地域を追加する方針だ。重点市場は合計で25カ国・地域となる。
オランダ、スイス、メキシコ、ニュージーランドの18年の訪日客数はそれぞれ5~7万人程度だが、いずれも過去最高を記録し、今後の増加を見込む。中東地域は富裕層旅行の潜在力の高さに注目している。
重点市場に追加する5カ国・地域は、19年に「準重点市場」に位置付けて、市場調査や試行的なプロモーションを実施している。20年度予算にプロモーション費用などを要求しており、30年の訪日外国人旅行者数6千万人の目標達成に向けて誘客を強化する。