ＪＮＴＯのアドベンチャートラベル特集ページ。内容の拡充を目指す
コロナ後のトレンド見据え
日本政府観光局（ＪＮＴＯ）は、今後のインバウンドの段階的な再開、コロナ後の旅行トレンドの変化を見据え、高付加価値旅行、サステナブルツーリズム、アドベンチャートラベルの3分野に重点的に取り組む。組織を横断して施策を進めるため、今年1月には「高付加価値旅行推進室」、「サステ
ナブル・ツーリズム推進室」を設置した。
■高付加価値旅行
2030年訪日外国人旅行者数6千万人、訪日外国人旅行消費額15兆円などの目標達成に向け、上質な観光サービスを求める富裕層の旅行など、高付加価値旅行への対応を強化する。コロナ後の国際観光の回復は、富裕層の旅行がけん引するとの指摘もあり、取り組みを急ぐ。
観光庁が設置した「上質なインバウンド観光サービス創出に向けた観光戦略検討委員会」が昨年6月にまとめた提言を受けて施策を強化。提言では、（1）上質な宿泊施設の開発促進（2）富裕旅行者の関心に沿う観光コンテンツの造成（3）シームレスで快適な移動（4）文化を核としたブランディングと情報発信の強化―などが課題に挙げられている。
来年度に向けてＪＮＴＯは、（1）高付加価値旅行向け観光コンテンツの収集・蓄積の強化（2）日本の国内プレーヤーのネットワーク化（3）高付加価値旅行を取り扱う海外旅行会社とのネットワーク拡充、海外セールスの強化（4）効果的な情報発信、アプローチの実践、強化―を掲げている。
富裕層旅行をテーマにした国内外の商談会への出展、富裕層旅行の振興組織と連携した旅行コンテンツの情報発信などに取り組む。
■サステナブルツーリズム
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