全日本シティホテル連盟(JCHA、不川智詞会長<ホテル於久仁>)は2月20、21日の2日間にわたって「2013ホテル経営者セミナー」を横浜市の新横浜国際ホテルで開催した。テーマを「あなたのリーダーシップが未来へのパスポート」として、法政大学大学院政策創造研究科の坂本光司教授の講演やJCHA会員によるワークショップなどを行った。
会員ホテルを中心に一般ホテルも加わった約40人が参加した。初日の講演で坂本教授は、自著『経営者の手帳』の中でも書いているリーダーの100カ条を紹介した。その一つは「経営とは、会社(組織)にかかわるすべての人々の永遠の幸せを実現するための活動のことである」で、「経営とは業績を高める活動ではない。組織を発展させるための活動ではない。ライバル企業を打ち負かすのは許し難い。みんなが美酒に酔いしれる社会が正しい社会だ」と説いた。
ワークショップでは、中部支部からグリーンズの村木敏雄代表取締役、甲信越支部から高田ターミナルホテルの田中正人代表取締役、関東支部からつくばホテルズの山南英喜代表取締役の3人が参加者と共に討議。リーダーシップの資質やホテルの戦略を考えた。
翌21日は早稲田大学大学院の西條剛央専任講師が「ふんばろう東日本支援プロジェクトに学ぶ新たな時代の組織とリーダーシップ」をテーマに講演した。
セミナー終了後は各自、「2013国際ホテル・レストラン・ショー」を見学した。
リーダーシップをテーマに坂本教授が講演した