日本旅行業協会(JATA)の国内旅行委員会は8日、東北新幹線の全線開業を12月4日に迎える青森県の観光促進に関して、県の観光関係者との意見交換会を青森市で開いた=写真。青森県側は三村申吾知事も出席し、JATA旅行会社からの送客に大きな期待を寄せて臨んだ。
JATAは吉川勝久委員長(近畿日本ツーリスト社長)をはじめとする15人。青森県側は三村知事を筆頭に県観光局、商工会議所連合会、観光連盟、観光コンベンション協会、旅館ホテル生活衛生同業組合、JR東日本からの17人。
青森県の観光振興の現状と東北新幹線全線開業にかかわる取り組みについて説明を受けた後、旅行会社の立場から課題や展望を発表した。課題としては、各地へと向かうための二次交通の問題、季節波動の大きい冬場の閑散期の需要対策などが挙げられた。相互に意見を交わし、最後に長谷川和芳JATA事務局長が青森県へ数多く観光客を送るとの決意を示した。