日本旅行業協会(JATA)は、熊本地震の影響を受けている、熊本をはじめとする九州への支援を活発に行っている。会員旅行会社社員のボランティア活動や、社員の企画担当者らの現地視察を実施。応援ロゴも作成し、会員会社のパンフレットなどに活用してもらい九州旅行を喚起する。
ボランティア活動は5月28日に全国から会員旅行会社社員約330人が参加して行われた。熊本市災害ボランティアセンターや御船町災害ボランティアセンターに寄せられた個人からの要望について、ボランティア活動を実施。5月22日に北九州地区、6月4日に熊本地区、福岡地区でも活動を行った。
6月6、7日には国内旅行推進委員会副委員長の池田浩JTB首都圏社長を団長に旅行会社の企画担当者など15人が熊本の南阿蘇周辺や黒川温泉周辺を視察し、熊本県の観光関係者と意見を交わした。大分県の由布院温泉では、由布院温泉旅館組合や由布院温泉観光協会と意見交換をした。
現地側からは「旅での応援が一番のカンフル剤。それによって地域が元気になる」、JATA旅行会社側からは「道路が通行できないと考えていたが、大幅な迂回は必要としないことが分かった」といった意見、感想が出ていた。
応援ロゴは、「旅で応援、行こうよ!九州」と九州への旅行を呼び掛ける。全国旅行業協会(ANTA)と日本観光振興協会も同じデザインの九州応援ロゴを作成し、会員に利用してもらう。