海外旅行のための情報を一堂に集めたイベント「JATA世界旅行博2009」が9月18〜20日、東京ビッグサイトで開催された。151の国・地域が参加しブースを展開。高校生以下を無料とし、シルバーウイークにもかかったことなどから、3日間の来場者は昨年の10万9400人を上回る11万800人と過去最高を記録した。
主催は日本旅行業協会(JATA)などで組織するJATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会。今回は、10年サッカー世界大会が開催される南アフリカ、日本でのエジプト観光振興年など話題の多いアフリカから17カ国のブースが設けられたのが特徴。また、アルバニアやエルサルバドルなど、日本に観光局がないなどの理由でこれまで出展のなかった国々を集めたコーナー「ミート・ザ・ワールド」が設けられた。
タレントの関口知宏さん、作家の沢木耕太郎さんが登場したトークショーやさまざまなステージイベントも催された。
記者発表で同実行委員会会長の金井耿JATA会長は、昨年の136を超える151カ国・地域の出展から「日本のマーケットに対する期待が高まっている」と語った。
また、国内外の観光関係機関・団体・企業が活発に議論する「国際観光会議」も世界旅行博とほぼ同時の17〜19日、90カ国の参加で開催。「アジアツーリズムの新しい潮流を検証」をテーマとして、本保芳明・観光庁長官やタイ、シンガポールの観光トップによる基調パネルディスカッションのほか、各種のシンポジウムなどが実施された。
3日間で11万人超が来場