JALグループは、このほど高齢者や介助の必要な人に安心して快適な旅行を楽しんでもらうため、就航している国内42空港に「サービス介助士」の有資格者290人を配置した。
同グループは、ユニバーサルデザインをコンセプトにした商品やサービスの開発と提供を進めるため、06年1月からNPO法人「ケアフィットサービス協会」と業務提携し、全国の空港スタッフを対象に資格取得に向けた教育に力を注いでいる。
これまでに290人の空港スタッフが協会主催の通信教育と2日間の実技教習を修了し「サービス介助士2級」の検定に合格して各空港に配置された。
各空港の「サービス介助士」は、JALオリジナルの「サービス介助士バッジ」を着用して、客に認知してもらいながら、資格を生かしたサービスの提供に努めている。
今後は、サービス介助士が中心となり、資格を持たない空港スタッフにサービス介助の理念や介助技術などを教える、JAL独自の教育を展開していく。