インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)は8月1日、大分県別府温泉にリゾートホテル「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」を開業する。源泉掛け流しの露天風呂や大浴場のほか、ラグジュアリーなスパや別府湾を望めるインフィニティープールなどを備える。「日本有数の温泉地である別府とインターナショナルなホテルブランドとの融合により、非日常の世界を生み出し、究極の癒やしをもたらす」と同グループ。
外資系ラグジュアリーブランドのホテルの参入は大分県では初めて。客室は、デラックス&プレミアムルームが68室、クラブルームが11室、スイートが10室の全89室。スイート、クラブルームにはプライベート露天風呂を設置する。このほか、パーティーや会議ができるファンクションルームを3室、レストランなど飲食施設を5カ所設ける。
ホテルは別府の魅力を世界に発信することを目指し、ファンクションルームにヒノキを編んだ網代(あじろ)天井や和紙を使った光を放つ柱、客室に別府の竹細工など地元の芸術家や職人の技を生かしたデザインを随所に取り入れている。
IHGと全日本空輸(ANA)は2006年12月に業務提携し、IHG・ANAホテルズグループジャパンを設立。現在、国内に32ホテル、約1万室を展開している。今後、12月には「ホテルインディゴ箱根強羅」(神奈川県箱根)、来年春には「キンプトン新宿」(東京都新宿)などの開業を予定している。
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