日本航空(JAL)と全日空(ANA)など国内航空路線を運航する航空会社はこのほど、ゴールデンウイーク期間中(GW、4月26日〜5月6日)の予約状況を発表した。JALグループ(JAL、JTAなど)は予約数が前年比1.5%増、ANAグループ(ANA、ANKなど)は0.9%増と、国内旅行の堅調ぶりをうかがわせた。
JALは153万4901席を提供。前年比4.0%増となった。ANAの提供座席数は206万7482席で1.5%増加。予約率はJALが57.1%、ANAは51.5%。
JALは沖縄、北海道方面の予約率が高くなっており、ANAは運航を再開した羽田—石垣線など沖縄方面の予約が好調だ。
下り便のピークは4月27日と5月3日、上り便が5月6日となった。
格安航空会社(LCC)3社の国内線の予約率は、ピーチアビエーション(ピーチ)が73.2%、ジェットスター・ジャパン(ジェットスター)が57.0%、エアアジア・ジャパン(エアアジア)が57.8%でピーチの好調が目立つ。
ピーチは提供座席数を前年比90%増で倍増させた。また関西—新千歳線が好調なことから臨時便を運航する。ジェットスターは成田、関西—那覇線が90%を超える日もあると発表。エアアジアは、成田—福岡線と中部—新千歳線が好調としている。