GWの国内旅行者数は前年比0.9%増の2280万人 JTB予測


 JTBは4日、ゴールデンウイーク(GW、4月25日~5月5日)の宿泊旅行の動向見通しを発表した。新型コロナウイルス感染症が昨年5月8日に5類感染症に移行されてから初めてのGW。国内旅行者数は前年比0.9%増(2019年比6.5%減)の2280万人と推計する。「株価高騰の好条件がある一方で、物価高騰の影響もあり前年並み」とJTB。

 同社のアンケート調査で旅行に「行く」とした人は前年同様の26.5%で、今年も旅行意欲はコロナ禍前(19年26.3%)と同等まで回復。男女とも若い年代ほど旅行意欲が高い。旅行者は、前年と比較すると長期、遠距離の意向がある。

 国内旅行の平均費用は前年比3.7%増(19年比0.6%増)の3万6100円と物価高で上昇。総国内旅行消費額は同4.7%増(4.5%減)の8231億円となる見込み。

 旅行出発日のピークは「5月3日」(20.8%)、次いで「4月27日」(16.6%)。前半の3連休と後半の4連休の二つのピークが見られる。

 JTBの宿泊・国内企画商品で好調な方面は、東京ディズニーリゾートを含む東京、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西。「季節限定のイベント開催により人気となっている」(JTB)。沖縄、九州と航空機利用の長距離方面も好調だ。

 一方、海外旅行者数は前年比67.7%増(19年比44.0%減)の52万人と推計する。「前年は新型コロナに関する水際措置変更についての発表がGW直前だったため海外旅行を断念した人が一定数いたと想定され、今年はその反動が見込まれる。14~18年の5年間は55万人前後で推移しており、その平均と比較すると9割ほど回復している」とJTB。

 海外旅行の平均費用は前年比4.7%増(19年比0.4%増)の26万9千円、総海外旅行消費額は同75.6%増(43.8%減)の1399億円。出発日のピークは「4月27日」(18.8%)。人気の旅行先は韓国(20.8%)、東南アジア(16.7%)、台湾(13.5%)となった。

 
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