政府のＧｏ Ｔｏトラベル事業で、旅行先の土産店や飲食店、観光施設、交通機関などで使える地域共通クーポンの利用が10月1日に始まることが決まった。赤羽一嘉国土交通相が9月8日の記者会見で明らかにした。クーポン取扱店舗の登録申請の受け付けも8日に始まった。
旅行商品や宿泊の料金の35％を割り引く支援は7月22日から先行して実施されてきたが、10月からは料金の15％に相当する金額の地域共通クーポンが付与され、旅行目的地・宿泊地の都道府県とその隣接都道府県の登録店舗で使える。ただ、8日時点では、料金割引、クーポンともに東京都の事業追加の時期は未定。
地域共通クーポンは紙クーポンが千円券、電子クーポンが千円券、2千円券、5千円券で、有効な利用エリア、利用期間が記載される。有効期間は宿泊旅行の場合、宿泊日とその翌日、日帰り旅行の場合、旅行の当日。旅行者には旅行会社や宿泊事業者などが配布する。
飲食店の地域共通クーポンへの登録に関しては、外食需要を喚起するＧｏ Ｔｏイート事業への登録が必要。Ｇｏ Ｔｏトラベルに登録している宿泊事業者が施設内や敷地内で運営している飲食店は、Ｇｏ Ｔｏイート事業の登録にかかわらず、地域共通クーポンに登録できる。
取扱店舗には、新型コロナウイルスの感染拡大防止策が義務付けられる。事業者の登録申請は、Ｇｏ Ｔｏトラベルの事業者向けホームページまたは事務局への郵送で受け付ける。
