菅義偉首相は13日、新型コロナウイルスの感染状況などについて会見した。新規の感染者数の増加に警戒感を示す一方で、国内旅行需要を喚起するGo Toトラベルキャンペーンなどについては、現時点では見直すべき状況にはないとの考えを示した。
菅首相は、北海道、東京、大阪、愛知を中心としたエリアで新規の陽性者数の増加傾向が顕著になっていると説明したが、「緊急事態宣言やGo Toキャンペーンの見直しについては、専門家も現時点においてそのような状況にはないという認識を示している」と述べた。
また、加藤勝信官房長官は16日の会見で、「現時点で県をまたいだ移動を一律に自粛する必要があるとは考えていない。Go Toトラベルでは、国民に安全、安心な新しい旅のスタイルの普及、定着を図るとともに、参加事業者に対して感染防止対策の徹底をお願いすることが必要だ」と述べた。