政府の新型コロナウイルス対策事業「Go Toイートキャンペーン」のうち、オンライン予約事業者を経由した登録飲食店の利用者にポイントを付与する事業が10月1日から順次始まる。13のオンライン予約事業者が選定され、それぞれに店舗登録が始まっている。店舗に感染症対策を求めながら、飲食店での外食需要を喚起し、食材を提供する農林漁業者も支援する。
キャンペーンの対象となるオンライン飲食予約サイトは、ぐるなび▽食べログ▽Yahoo!ロコ飲食予約▽一休.comレストラン▽EPARK/EPARKグルメ▽HOT PEPPERグルメ▽favy/トレタ▽オズモール▽Retty▽LUXA▽ヒトサラ▽Chefle▽大阪グルメ。
事業を所管する農林水産省は、飲食店に順守を求める感染症対策を15日に公表。準備が整った予約サイトから飲食店の登録が開始されている。店舗の登録に都道府県ごとの制約はなく、獲得したポイントはどこでも利用できる。
付与されるポイントは、昼食時間帯で500円分、夕食時間帯(午後3時以降)で千円分。ポイントは次回以降に飲食店で利用できる。付与は2021年1月末まで、利用は3月末まで。支援に充てる予算額は767億円。
また、Go Toイートキャンペーンのもう一つの事業、都道府県ごとの区域で実施されるプレミアム付き食事券の発行事業は、まず33府県での実施が決まっており、飲食店の登録などを経て、準備が整った地域から発行、利用が順次スタートする。
プレミアム付き食事券は、購入額の25%分が上乗せされる。消費者は額面1万2500円の券を1万円で購入できる。都道府県単位の発行で、都道府県内の登録飲食店で使える。食事券の販売は21年1月末まで、利用は3月末まで。予算額はポイント付与事業と同額の767億円。