Booking.comと国連世界観光機関、サステナブルな宿泊施設作りのサポートを目的とした新しいオンライントレーニングコースを開講


 Booking.comは12月12日、国連世界観光機関よ提携し、サステナブルな宿泊施設作りのサポートを目的とした新しいオンライントレーニングコースを開講すると発表した。

「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.comは、国連世界観光機関(UNWTO)と提携し、よりサステナブルな運営を目指す宿泊施設をサポートするための新たな無料オンラインコースを開講しました。

このコースは世界中の宿泊施設提供者を対象としたものですが、一般の方も利用できるコミュニティ・エンゲージメント(社会貢献)にも焦点を当てたコースで第1回のパイロット版が、現在受講可能(※)となりました。このパイロット版が改善された後、UNWTOとIE大学が運営するツーリズム・オンライン・アカデミー(TOA)を通じて、4つのコースすべての提供が開始される予定です。
※partner-courses.booking.com/sustainability

宿泊施設におけるサステナビリティ関連の実践的な知識を提供する各コースでは、地域コミュニティとのエンゲージメント、エネルギーの使用と温室効果ガスの排出、食品管理、水管理といった異なるトピックに焦点を当てています。これらのコースでは、宿泊施設のエネルギー消費量の算出方法や温室効果ガス排出量の削減方法から、コミュニティ・エンゲージメントのベストプラクティスまで、宿泊施設提供者がすぐ実践に取り入れることができる実用的なアドバイスを紹介しています。

本コースは著名な専門家や有識者が中心となり、優れた技術的な専門知識や深い知見、データに基づいたアプローチを提供しています。ブッキング・ドットコムのパートナー施設様もこのトレーニングコースに参加しており、各施設でのサステナビリティへの取り組みから得た実践的な成功事例をシェアする役割を果たしています。専門家およびコース担当者には、ERM(世界的なサステナビリティコンサルタント会社)のステークホルダーやサリー大学のXavier Font氏、世界各地のパートナー施設様などが含まれています。

「UNWTOとの長年の関係を広げ、よりサステナブルな取り組みを実践する方法についてのノウハウを求める宿泊施設提供者の要望に応える、この新しい教育コースをお届けできることをうれしく思います。」と、ブッキング・ドットコムのサステナビリティ部門統括責任者であるDanielle D’Silvaは述べています。「パートナー施設様や宿泊業界全体が、よりサステナビリティへの取り組みを業務に導入するのを支援することは、『すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を』という弊社が掲げる企業理念の中核をなす役割です。また、旅行者は、サステナブルな宿泊施設の選択肢が増えることで、より一層配慮の行き届いた旅行を選択できるようにもなります。こうした取り組みが、最終的には訪問する場所やそこで暮らす人々、ひいては地球のためになると考えます。」

本コースの開発は、パートナー施設様向けの継続的な教育とよりサステナブルな未来に向けた旅行業界全体の発展を後押しする、ブッキング・ドットコムの長期的なコミットメントを裏付けるものです。実際、ブッキング・ドットコムと世界最大の統計調査データプラットフォームを提供するStatistaが発表した第3回欧州宿泊施設バロメーター(European Accommodation Barometer)によると、ヨーロッパのホテル経営者は、よりサステナブルな運営モデルの導入を促す重要な要素として、情報収集の向上(27%)と更なる教育(25%)を挙げています。

「教育とスキル開発は、さらにサステナブル・ツーリズム分野を発展させるための土台となるものです」と、UNWTO事務局長のNatalia Bayona氏は述べています。「UNWTOはブッキング・ドットコムと協力し、あらゆる宿泊施設がUNWTOのツーリズム・オンライン・アカデミーを通じて様々なノウハウが享受できるようになることを期待しています。」

2021年、ブッキング・ドットコムはパートナー施設様が今後さらにサステナブルな方向へと進めるようにサポートする「サステナブル・トラベル」プログラムを開始しました。以来、140万軒以上のパートナー施設様がブッキング・ドットコムとサステナビリティ関連のデータを共有しています。この4つのオンラインコースは、よりサステナブルな取り組みを導入することで、宿泊施設のビジネス、ゲスト、環境、地域コミュニティにとって有益であるということを、パートナー施設様に認識していただくきっかけを作り、率先していくことにつながると信じています。

 
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