全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は、「東北・東日本観光復興支援キャンペーン」の一環として、5作目となる観光復興支援ポスターを作成した。九州、沖縄を中心として国内旅行の促進を図るとともに、東北、東日本の観光復興支援を呼び掛けている。ANTA会員をはじめ、観光業界に幅広く配布した。
ポスターは「『地旅』で出会う日本の笑顔 でかけよう九州・沖縄! 笑顔あふれる日本へ!」「あなたの旅で東北観光復興を応援しよう」と訴える内容。これまで同様に日本各地の魅力ある祭りをデザイン。今回は福岡県「博多どんたく港祭」、佐賀県「唐津くんち」、長崎県「長崎くんち」、熊本県「八代妙見祭」、大分県「別府温泉、高崎山の猿」、宮崎県「高千穂の夜神楽」、鹿児島県「篤姫」、沖縄県「エイサー祭、シーサー」が描かれている。
制作枚数はB1、A1サイズそれぞれ1200枚の計2400枚。ANTAの47都道府県支部、会員のほか、観光庁など国の行政機関、各都道府県、政令指定都市の観光主管課、観光連盟、観光関係機関、消費者センターなどに送った。人目に触れる場所に掲出してもらう。同じデザインのカレンダーも約7千枚作り会員に配布する。
ANTAは、2011年3月に発生した東日本大震災による風評被害で大きな影響を受けた東北・東日本地域の観光復興を支援するため、観光庁の後援を得て、東北・東日本観光復興支援キャンペーンを展開中。風評被害の払拭、正確な情報の提供、東北・東日本への送客支援、修学旅行の誘致、東北産食材の使用などを呼び掛けている。
九州や沖縄の祭りなどをデザイン