総務省はこのほど、家計調査報告の9月分を公表した。同月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり30万609円で、前年同月比で実質9.5%増と、10カ月連続で増加した。10の費目別では、教養娯楽など9費目が増加。減少は光熱・水道のみだった。
教養娯楽は10.8%増の3万910円と、6カ月連続で増加。「教養娯楽サービス」「教養娯楽用耐久財」などが増加した。教養娯楽サービスのうち、「宿泊料」は44.7%増の2351円、「パック旅行費」は名目で12.9%減の3516円。
交通・通信は15.4%増の4万5913円と、10カ月連続で増加。「通信」「自動車等関係費」などが増加した。
家具・家事用品は60.3%増の1万6363円と大きく増加。電気冷蔵庫などの「家庭用耐久財」が増加した。
光熱・水道は2.4%減の1万9343円と、唯一減少した。
9月の勤労者世帯のうち2人以上世帯の実収入は、1世帯当たり45万7427円で、前年同月比で実質0.4%減と2カ月連続で減少した。
このうち世帯主の定期収入は前年同月並みの35万1419円。配偶者の収入は1.0%減の7万1945円。