09年は9月21〜23日が3連休で、土・日曜を合わせると5連休になるが、この大型連休を「知らない」と答えた人が7割以上あったことが三菱電機ビルテクノサービスの調査で分かった。連休を何に使うかでは5割の人が「国内旅行」を挙げた。不況は旅行市場にも影響を及ぼしているが、この調査結果からは旅行意欲は決して衰えていないことがうかがえる。9月に初めて出現する5連休、旅行業界にも活気を与えそうだ。
同社製のカレンダーのプレゼント応募者を対象に、ウェブサイト上で11月に調査した。2908人から回答を得た。
19、20日が土日で、21日は敬老の日、23日は秋分の日ため、22日は国民の休日となる。5連休を「知っている」は26.3%に過ぎず、73.7%が「知らない」。一般的な認知度はまだまだ低いようだ。
大型連休の名前を自由回答で求めたところ、最も多かったのは「シルバーウイーク」で12.2%だった。次いで、「オータムウイーク」(11.8%)、「プラチナウイーク」(7.2%)、「秋休み」(3.6%)と続く。「めったにない機会からか『ラッキーウイーク』や『サプライズウイーク』という名前もあった」と同社。
連休にやってみたいことを尋ねると、「国内旅行に行きたい」が50.6%と、2位の「自宅でゆっくり過ごしたい」(35.6%)、3位の「趣味に没頭したい」(28.9%)を上回った。「海外旅行に行きたい」は4位で16.2%だった。
現在の国民の祝日は15日だが、「もっと増えた方が良い」との回答は48.4%、「今のままでいい」との回答が43%ときっ抗していた。