日本観光旅館連盟、国際観光旅館連盟、全国旅館生活衛生同業組合連合会の旅館3団体は、毎年8月10日を「宿の日」に定めている。宿の良さを広くアピールするのが目的だ。
宿の日は、92年に始まった。観光週間(8月1〜7日)に続く10日にあたり、宿の利用を促すとともに、利用者への宿からの感謝の気持ちを伝える1日にしたい。
今年は3団体によるポスター製作などの事業はないが、宮崎市ホテル旅館組合では、「宿の日」を記念した植栽事業を実施している。05年から「フルーティーみやざき街づくり事業」として継続し、これまでに宮崎名産の日向夏みかんなどを植えた。今年は市内の道の駅フェニックスに果樹の植栽を行う予定。
観光立国推進基本法に基づく基本計画には、10年度に国内観光旅行1人当たりの年間宿泊数を4泊にする目標を掲げた。昨年度の推計値が2・77泊だったことを考えると高いハードル。宿泊旅行の需要喚起が必要だ。