826社、2147ブースが出展 HCJ2024、13日から開催


昨年のHCJ

人材不足解消・生産性向上へ 最新サービス・ロボット多数

 日本能率協会(JMA、中村正己会長)は、ホテルやレストランなどホスピタリティとフードサービス業界における国内最大級の商談専門展示会「HCJ2024」を2月13日から16日の4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)の東展示棟で開催する。(8~11面に主な出展企業の紹介)

 HCJ2024は、ヒト・モノ・情報の交流と発信を通じて、日本のサービス産業が進化していくための情報発信およびビジネスマッチングの創出を目的に、ホスピタリティとフードサービスの商談専門展として毎年開催。「第52回国際ホテル・レストラン・ショー(HOTERES JAPAN)」「第45回フード・ケータリングショー(CATEREX JAPAN)」「第24回厨房設備機器展(JAPAN FOOD SERVICE EQUIPMENT SHOW)」から構成される3展示会の総称で、今年は826社、2147ブースが出展する。

 現在、コロナ禍で落ち込んだ観光需要は回復に向かい、2025年に開催される大阪・関西万博に向けてインバウンド需要も再び盛り上がりが予想されている。一方で、観光産業では人材不足、生産性の低下が新たな課題として顕在化。人手不足は、コロナ禍で人員整理が進んだ後、昨年の全国旅行支援開始や水際対策の大幅緩和で客足が急回復し、繁忙になったことが背景にあり、対応強化が喫緊の課題となっている。

 今年は、(1)安心、安全なサービス環境の確保、SDGs対応の促進(2)デジタル技術の導入による生産性向上・人手不足対策(3)地方創生に資する地域産品の全国展開、観光アクセスの高付加価値化創出―これら3点のサービス産業界の課題を重視したコンテンツを展開。人手不足化が進む宿泊・外食業界で注目が高まるロボット活用配膳ロボットから、ご飯の盛り付け、炒め調理などの裏方を担うロボットまで、人材採用・育成支援、働き方改革支援に関連する企業が多数出展する。

 そのほか、サービス業界に向けて、各種テクノロジーによる顧客体験価値向上と生産性向上を提案する「サービス業×テクノロジーEXPO」、温浴ビジネスの専門展示会「テルマエJAPAN」から名称変更、拡大開催する「第24回JAPANサウナ・スパEXPO2024」など、多様な企画を開催。さらに、各業界の第一人者による講演会やセミナー、イベントステージで調理したメニューの試食・試飲なども実施する。

 開催時間は午前10時から午後5時まで(最終日は4時30分まで)。申し込みは同展示会に関する業界関係者が対象で、HCJ2024公式ホームページから事前登録が必要。来場に関する問い合わせはJMA来場者ヘルプデスクTEL03(6809)2707。

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