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観光庁が発表した宿泊旅行統計調査の第1次速報値で、2022年5月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は3779万人泊となった。21年同月比は82.3%増だが、コロナ禍前の19年同月比は26.5%減だった。4~5月は新型コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着き、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出ていないゴールデンウイーク(GW)は3年ぶりだったが、日本人の延べ宿泊者数に限っても、コロナ前比で約1割減と本格的な回復には至らなかった。
5月の延べ宿泊者数のうち、日本人延べ宿泊者数は3709万人泊で19年同月比が11.0%減、21年同月比が81.0%増となった。「県民割」事業は4月1日から地域ブロックに拡大され、GW期間を除き、5月以降も実施された。22年4月の延べ宿泊者数(第2次速報値)は3363万人泊で19年同月比33.7%減。4月から5月への19年比下げ幅の縮小は7.2ポイントにとどまった。
一方で5月の延べ宿泊者数のうち、外国人延べ宿泊者数は70万人泊で、19年同月比92.8%減、21年同月比193.3%増だった。水際対策の緩和で外国人の新規入国が一定の条件下で再開され、前年比で大幅な増加となった。ただ、観光目的の入国再開は6月10日からで、5月はビジネス、就労、留学による入国だった。
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