「瀬戸内国際芸術祭2013『アートと島を巡る瀬戸内海の四季』」の企画発表会が6日、大阪市のホテルグランヴィア大阪で行われた。3月から3期に区切って開催。島々とアートを掛け合わせ、瀬戸内海の魅力として世界に発信する。
開催期間は、春期間が3月20日〜4月21日、夏期間が7月20日〜9月1日、秋期間が10月5日〜11月4日。2010年に続く2回目となる今回は、日本の四季を外国人に知ってもらおうと、春、夏、秋の3シーズンに分けた。
前回の開催エリアである直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港・宇野港周辺に加え、新規開催エリアとして沙弥島、本島、高見島、粟島、伊吹島が加わる。
直島では、建築家の安藤忠雄氏が新たに美術館を開設。島の古民家を生かした建物で、外観は古民家とし、内部はコンクリート。直島の歴史をテーマとした展示を行う。
小豆島には、タレントのビートたけしさんと現代美術家のヤノベケンジさんが共同で制作したオブジェが登場。宇野港周辺では、写真家の荒木経惟さんらが街中に写真を展示する。
前回の10年7月19日〜10月31日の開催時には、来島者数は93万人に上った。今回は来島者数を100万人と見込む。
見学には、個別観賞券か、作品鑑賞パスポートが必要となる。作品鑑賞パスポートは、対象のアート作品を1回鑑賞できる。春、夏、秋の各会期のみ有効の「1シーズン券」と3会期とも有効の「3シーズン券」を販売する。
(写真右から)瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏、建築家の安藤忠雄氏、
瀬戸内国際芸術祭総合プロデューサーの福武總一郎氏、香川県の浜田恵造知事