栃木県那須塩原市の塩原温泉で昨年12月24日からライトアップイベント「竹取物語」が実施されている。竹灯籠の明かりが温泉街を彩り、観光客の目を楽しませている。今後、冬の風物詩となりそうだ。
このイベントは冬の誘客キャンペーンの一つで、15年から始まった。光る竹からかぐや姫が生まれた「竹取物語」をテーマに、温泉街をライトアップする。孟宗竹を切り出して作った約千本の竹灯籠の中に発光ダイオード(LED)を入れており、温かな明かりが夜を演出している。
12月24日、ホテルニュー塩原湯仙峡で行われた点灯式には観光客ら約100人が参加し、甘酒やけんちん汁に舌鼓を打った。
点灯場所は温泉街中心部の蓬莱橋や妙雲寺参道などで、点灯時間は午後5時から9時まで。2月28日まで実施される。1月21、28日には竹灯籠づくりの体験もできる。