国際観光日本レストラン協会(JRA、安田眞一会長)は1月25日、東京・白金台の八芳園で、3年ぶりとなる新年賀詞交歓会を開いた。関係22団体から約130人が出席した。
冒頭あいさつした安田会長は「(コロナ禍という)長いトンネルを抜け、ようやく光が見えてきた」とホッとした表情。その上で、「観光庁予算は2千億円ほどあるが、飲食業にもぜひ回してもらいたい。ここ数年苦労したので、(業界が)幸せになるような施策をしてほしい」と、来賓出席している観光庁の和田浩一長官にユーモアを交え、要望した。
和田長官は「1丁目1番地は観光地、宿、そしてレストランであり、高付加価値化支援を行っている。レストランでも使えるのでぜひ利用してほしい」と述べた。
インバウンド戦略の一つ、「観光再始動事業」では特別な体験コンテンツの創出に取り組むが、和田氏は「外国人旅行者は日本食を楽しみにしている。この事業を活用し、協会として特別なイベント・体験を企画してほしい」と訴えた。
このほか、国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表の本保芳明氏があいさつした。乾杯の音頭は日本ホテル教育センターの石塚勉理事長がとった。
あいさつする安田会長。右は長谷晴義関東支部長