マレーシア航空は10月30日、顧客サービスとMICE(ミーティング、インセンティブ、カンファレンス、展示会)分野で主要なアワードを受賞したと発表した。「2026年スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード」で「アジア・ベスト航空スタッフ」に選ばれたほか、「世界のベスト客室乗務員」部門では2025年の第8位から5ランク上昇し、第3位となった。
「2026年ワールドMICEアワード」では「ワールド・ベストMICE航空会社」と「アジア・ベストMICE航空会社」の2部門を初めて受賞した。
今回の受賞は、マレーシア・アビエーション・グループ(MAG)の長期事業計画3.0(LTBP3.0)に基づく、顧客サービスと商品力の強化を裏付けるものだ。


スカイトラックスで複数部門が上位に
スカイトラックスでは、「世界のトップ100航空会社」ランキングで6ランク上昇し、第21位に入った。
そのほかの部門の順位は次のとおり。
- 世界ベスト空港サービス:第2位
- 世界のベスト・ビジネスクラス航空会社:初の第18位
- 世界のベスト・エコノミークラス航空会社:第12位
- 世界で最も清潔な航空会社:第11位
- アジアのトップ10航空会社:第10位
MAGのプレジデント兼グループ最高経営責任者、ナサルディン・A・バカール氏は次のようにコメントした。
「今回の受賞は、空港、機内、そして舞台裏で働くすべての従業員が一丸となり、お客様の旅のすべての場面で『マレーシアン・ホスピタリティ』を提供するために日々尽力してきた成果だ。長年にわたり世界ランキングで着実に順位を上げてきた当社にとって、今回の成果は、マレーシアのフラッグキャリアとして大きな節目であり、従業員一人ひとりのたゆまぬ努力が実を結んだ結果でもある。温かく、きめ細やかで、一貫したサービスを提供する姿勢こそが、マレーシア航空ならではの体験を生み出している」
過去2年で20項目以上の改善
マレーシア航空は過去2年間、客室の快適性、機内食、客室乗務員によるサービスの向上を中心に、顧客体験の充実に取り組んできた。
お客様と直接接するスタッフへのホスピタリティ研修や能力開発を拡充し、サービス基準を強化した。主要な顧客接点では、20項目以上の改善を実施している。
具体的な取り組みは次のとおり。
- 客室乗務員の身だしなみ基準の見直し
- パイロットによるお客様一人ひとりに寄り添ったお別れのご挨拶
- ビジネスクラスおよびビジネススイートのアメニティ拡充
家族連れ向けには、お子様向けのステッカー配布や、機内での「世界子どもの日」を記念した特別イベントを展開している。
機内食は毎月のメニュー更新で継続的に改善している。過去1年間で「ベジタリアン・サテー」や「チェンドル・アイスクリーム」など、30種類以上の新メニューを導入した。
MICE分野の2部門を初受賞
ワールドMICEアワードの受賞は、国際的なMICE分野での同社の役割が評価されたものだ。ビジネスイベントや法人旅行分野で、旅行業界のパートナー企業に提供する価値を強化する。
MAGのエアライン事業最高経営責任者、ブライアン・フーン氏は次のように述べた。
「この受賞はマレーシア航空にとって重要な節目であり、今後も商品・サービスの充実を図り、旅行業界のパートナー企業との関係を強化していくうえで、大きな励みとなる。私たちの成長は、グループ全体の各チームが『マレーシアならではの心のこもったおもてなし』『マレーシアン・ホスピタリティ』に支えられている。私たちはこの精神を大切にしながら、信頼性が高く、スムーズな旅行体験の提供に努めている。今後もパートナー企業からの信頼をさらに高め、協業関係を深めるとともに、航空会社として持続可能な成長を実現することに注力する」
機材更新、路線拡大、定時運航率
マレーシア航空は、機内商品・サービスの充実と路線ネットワークの拡大を継続し、より多様な旅行の選択肢と利便性の高い航空サービスを提供する方針だ。
機材更新も重要な取り組みの一つで、これまでに29機の新造機を受領した。今後の路線ネットワーク拡大を支えるため、2035年までに保有機材を117機体制とする計画だ。
運航品質の向上にも注力している。2026年の年初からの平均定時運航率(OTP)は91.70%で、9月には94.16%に達した。
これらの取り組みは、2030年までに「世界のトップ10航空会社」入りを目指すMAGのLTBP3.0を支える。MAGは、商品、サービス、機材、路線ネットワークへの継続的な投資で競争力を高め、長期的かつ持続的な成長を目指す。




