アップグレードのイメージ
tripla(トリプラ、東京都新宿区)はこのほど、観光業界向けのAIチャットボット「tripla Bot」をアップグレードした。これまでの一問一答型のチャットボットから大規模言語モデル(LLM)を活用した対話型AIへ移行。高精度かつ自然で安全な言語対応を実現したとしている。
同社によるとChatGPTをはじめとするAIアシスタントの普及に伴い、宿泊者は、定型文の回答ではなく対話的で知的なコミュニケーションを期待するようになっており、宿泊施設は顧客満足度を保ったまま運用コストを削減することが求められているという。従来の一問一答型のチャットボットは、直前の会話の文脈をくみ取った回答ができず、不自然な応答になるケースが見られるとしている。
アップグレード版の主な特徴は、既存のFAQを生かした自然で分かりやすい会話体験という。宿泊施設は、自館のデータベースから適した回答を提供できるようになる。AIが質問の意図を理解し、最も関連性の高い情報を参照した上で、読みやすい文章を構成する。複雑な情報も素早く理解できるため、想定外の言い回しにも対応可能。日本語、英語をはじめ入力言語に合わせて100以上の言語に対応する。
無関係や不適切な話題、デリケートな質問を検知し、適切な対応を行う。チャットボットが対応可能な範囲をあらかじめ明確にし、期待値を適切に管理する。
AIプロバイダーとの個別契約や技術インフラの管理は全てトリプラが対応する。同社が応答品質のコスト、バランスを確認しながらAIモデルの選定、管理、更新を行う。宿泊施設は既存の設定画面から追加設定なしでアップグレードが可能になる。
同社代表取締役CEOの高橋和久氏は、「AI導入を検討している宿泊施設が最も懸念するのは、誤った回答への対応。当社は、AIは必ず間違えるという前提に立ち、間違いに気づいた現場スタッフがその場ですぐに修正できる仕組みを整えた」とした。

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