クロヴィス・ペリエ支社長
カンタス航空は2026年10月2日、クロヴィス・ペリエ(Clovis Peryer)氏が同年9月28日付で日本・韓国地区支社長に就任したと発表した。ペリエ氏は東京を拠点に、日本および韓国市場における事業戦略・営業活動・業界パートナーおよび政府機関との関係強化を含む両市場の事業全般を統括する。アジア地区上級副社長のニック・マッグリン(Nick McGlynn)氏のもとで指揮を執る。
ペリエ氏は「カンタス航空の一員として、日本および韓国市場の事業を率いる機会をいただき、大変光栄に思います。これまで築いてきた強固な基盤をさらに発展させるとともに、チームやパートナーの皆さまと緊密に連携しながら、より多くのお客様をオーストラリアへおつなぎし、日本とオーストラリアのつながりをさらに深めていきたいと考えています」とコメントしている。
航空業界・法務・フィットネス業界を横断する異色のキャリア
ペリエ氏のキャリアは、多岐にわたる業界と職域を横断する点が際立っている。
カンタス航空入社直前は、フィットネス業界のグローバル企業であるレズミルズ(Les Mills)の日本法人CEOとして、組織変革と事業成長を推進していた。
それ以前はニュージーランド航空で17年間にわたり要職を歴任。直近では東京を拠点に、日本・韓国地区統括責任者(Head of Japan & Korea)として両市場における戦略立案、営業、マーケティング、市場開発、政府渉外およびパートナーシップを統括していた。
ニュージーランド航空在任中の実績は具体的かつ顕著だ。東京・羽田空港の発着枠獲得および同路線の就航を実現。韓国市場ではオフラインマーケットから市場育成を推進し、ソウル(仁川)-オークランド線の開設を成し遂げた。また、新型コロナウイルス感染症の影響下において日本事業を率い、その後の市場回復を牽引した実績も持つ。
ニュージーランド航空でのキャリアの出発点は法務部門だ。その後、機材部門で上級職を務め、航空機の調達、売却、リースおよび資金調達業務を担当。航空会社に関する幅広い経験を積み上げてきた。
日本との関わりは25年以上、国際法律事務所でキャリアの礎
ペリエ氏と日本との関わりは、実に25年以上に及ぶ。
1998年に初めて来日。その後、国際法律事務所ホワイト&ケース(White & Case)で5年間勤務し、航空業界案件やクロスボーダー取引に関する法務アドバイザリー業務に携わった。
この法務経験が、その後のニュージーランド航空での法務部門スタートへとつながり、さらには機材・調達・営業・マーケティングと職域を広げる土台となった。
マッグリン上級副社長「幅広い視点が北アジア成長の力に」
カンタス航空アジア地区上級副社長のニック・マッグリン氏は、ペリエ氏の就任についてこうコメントしている。
「クロヴィスは、航空業界における豊富な経験に加え、商業分野とコーポレート分野の双方に深い知見を持っています。また、日本市場においてコンシューマーブランドを率いた経験も有しており、その幅広い視点は、私たちが北アジア市場でさらなる成長を目指すうえで大きな力となるでしょう。クロヴィスをチームに迎えられることを大変嬉しく思います。」
カンタス航空が北アジア市場における成長を重視していることが、このコメントからも明確に示されている。日本・韓国の両市場を統括する新支社長に、航空業界の深い知見と日本市場での消費者向けブランド経営経験を兼ね備えたペリエ氏を選んだ理由が、マッグリン氏の言葉に凝縮されている。
就任の概要
ペリエ氏の就任に関する主な概要は以下の通りだ。
- 就任日:2026年9月28日
- 役職:カンタス航空 日本・韓国地区支社長
- 勤務地:東京
- 直属上長:ニック・マッグリン アジア地区上級副社長
- 担当領域:日本および韓国市場における事業戦略、営業活動、業界パートナーおよび政府機関との関係強化を含む両市場の事業全般
カンタス航空による今回の人事は、2026年9月28日付の就任から数日後の2026年10月2日午後1時に正式発表された。

クロヴィス・ペリエ支社長




