今秋のお出かけ予算、平均28,088円で昨年比2,930円減 3人に2人が物価高の影響実感――プレミアム・アウトレット調べ


 三菱地所・サイモン株式会社は9月30日、全国の20歳〜59歳の男女4,700名を対象に実施した『「秋のお出かけ」と「アウトレットモール」に関する調査2026』の結果を発表した。

 今秋のお出かけ意向では「グルメ」「ショッピング」「温泉」が上位を占める一方、1人1回あたりのお出かけ予算は平均28,088円と昨年から2,930円減少。3人に2人が「物価高騰の影響がある」と答えており、生活費の負担感がお出かけ行動にも影を落としている実態が浮かび上がった。

秋のお出かけ意向、1位「グルメ」2位「ショッピング」

 今秋(10月・11月)にどのようなお出かけをしたいかを全回答者4,700名に聞いたところ、1位「グルメ」(31.6%)、2位「ショッピング」(29.5%)、3位「温泉」(28.7%)、4位「映画鑑賞」(20.2%)、5位「紅葉狩り」(18.0%)という順となった。

 男女別では「ショッピング」を挙げた割合が男性23.5%に対して女性35.5%と、女性が12.0ポイント上回った。女性の3人に1人がショッピングを希望しており、買い物への意欲が高い様子だ。

 年代別では「グルメ」「温泉」「紅葉狩り」が年代とともに高まる傾向が見られ、50代ではそれぞれ36.8%、36.7%、23.7%と、全体平均より5ポイント以上高かった。

 都道府県別では、多くの都道府県で「グルメ」「温泉」「ショッピング」が上位に挙がった。「ショッピング」は中国・四国地方で強く、9県のうち島根・岡山・広島・山口・香川・高知の6県で1位となった。北陸・甲信越では山梨を除く各県で「温泉」が1位に。九州・沖縄では黒川温泉が有名な熊本県と青島温泉で知られる宮崎県が「温泉」1位で、それ以外の県では「グルメ」が首位となった。兵庫県では「温泉」と「紅葉狩り」が同率1位だった。

お出かけ費用、「食事」に最もお金をかけたい

 今秋お出かけをしたいと回答した3,464名に、各費用項目について「お金をかけたいか」を聞いたところ、「食事」(55.7%)が最多で、「お出かけ先での体験」(52.7%)、「お出かけ先での買い物」(50.3%)と続いた。

 男女別では「お出かけ先での買い物」(男性46.9%、女性53.4%)と「お土産」(男性35.5%、女性41.1%)で女性が5ポイント以上高く、「交通費」(男性19.2%、女性11.8%)では男性が女性を上回った。

 年代別では20代で各項目の支出意欲が最も高く、年代が上がるにつれて低下する傾向が見られた。

 都道府県別では「食事」で石川県(68.8%)が1位、「お出かけ先での体験」で福岡県(65.8%)が1位、「宿泊」で京都府(56.3%)が1位に。「お出かけ先での買い物」と「お土産」の両項目で1位となったのは愛媛県(順に65.2%、47.8%)で、お出かけ先での買い物への関心の高さが際立った。

お出かけ予算は平均28,088円、昨年比2,930円減

 今秋のお出かけ予算(1回・1人あたり、宿泊費・食事代・交通費・お土産代などすべて含む)の平均は28,088円。回答の分布は「1万円〜2万円未満」(22.5%)、「5千円〜1万円未満」(18.4%)、「2万円〜3万円未満」(20.7%)に集中した。

 昨年の2025年調査では31,018円だったため、2,930円の減少となった。都道府県別の1位は石川県(36,201円)、2位は三重県(36,042円)、3位は東京都(34,494円)。最も少なかったのは岩手県で20,481円だった。

3人に2人が物価高騰の影響を実感

 全回答者4,700名に、お出かけ予算に対する物価高騰の影響を聞いたところ、「非常にある」38.7%、「ややある」28.7%で、「影響がある(計)」は67.4%となった。

 男女別では女性の「影響がある(計)」が70.8%と、男性(64.0%)より5ポイント以上高かった。

 都道府県別では広島県(79.0%)が1位、愛媛県(77.0%)が2位、京都府・大阪府・熊本県・大分県(いずれも76.0%)が3位タイ。最も低かったのは埼玉県で53.0%だった。

 また、今年のシルバーウィークの出費が今秋のお出かけ予算に影響しているかを尋ねると、「影響がある(計)」は49.3%と約半数に上った。女性では51.0%と半数超。都道府県別では京都府と和歌山県(いずれも58.0%)が1位タイ、千葉県(57.0%)が3位となった。

秋のお出かけ先選びに生成AI、活用率37%

 全回答者4,700名に、秋のお出かけの行き先を決める際に生成AIを活用するかを聞くと、「活用することがある」は37.0%だった。

 男女別では男性39.3%、女性34.8%で男性がやや高め。年代別では20代が40.2%で最も高く、50代(33.7%)が最も低かったものの、30代(37.0%)・40代(37.3%)を含めて全年代で3割以上が活用しており、お出かけ先選びへの生成AI利用が広がっている。

 都道府県別では茨城県が50.0%で1位、宮城県・埼玉県・神奈川県(いずれも46.0%)が2位タイ。最も低かったのは佐賀県(25.0%)だった。

 生成AIを活用する際に伝えていることは、「優先したい目的」(44.0%)が最多で、「移動手段」(36.1%)、「日程・旅行期間」(33.1%)、「予算」(32.3%)、「候補場所」(31.4%)と続いた。

秋のお出かけ失敗談、1位は「人が多すぎて疲れた」

 秋のお出かけで経験した失敗を全回答者4,700名に聞くと、1位「人気スポットに行ったら人が多すぎて疲れた」(15.8%)、2位「予算をオーバーしてしまった」(12.4%)、3位「紅葉が見頃ではなかった」(9.5%)、4位「渋滞に巻き込まれて予定が狂った」(9.2%)、5位「予定を詰め込み過ぎて疲れた」(8.4%)という順だった。

 「人気スポットに行ったら人が多すぎて疲れた」はすべての年代で1位となったが、20代(12.7%)と50代(18.6%)では5ポイント以上の開きがあった。

 都道府県別では、同項目の1位は新潟県(25.0%)、「予算をオーバーしてしまった」では佐賀県(23.0%)、「紅葉が見頃ではなかった」では栃木県(17.0%)がそれぞれ首位となった。

ショッピング意欲の平均は44.1点、オシャレ意欲は38.5点

 今秋のショッピング意欲を100点満点で評価してもらうと、平均は44.1点。「50点〜60点未満」(27.2%)に最も多くの回答が集まった。男女別では女性45.6点、男性42.6点。都道府県別では茨城県(49.4点)が1位、沖縄県(49.1点)が2位、大分県(48.4点)が3位だった。

 オシャレ意欲の平均は38.5点。女性42.4点、男性34.7点と7.7点の差が生じた。都道府県別では福岡県(45.9点)が1位、茨城県(45.6点)が2位、大阪府(43.9点)が3位。

 お金をかけたいのは「体験の購入」か「モノの購入」かを聞くと、「体験の購入(計)」29.9%に対し「モノの購入(計)」が32.7%と”モノ派”がやや上回った。40代・50代では「モノの購入(計)」が「体験の購入(計)」より6ポイント以上高くなった。

 ショッピングのスタイルでは「計画的に買う(計)」47.7%、「衝動買いする(計)」20.0%。後悔については「買い過ぎを後悔(計)」28.1%と「買わずに後悔(計)」27.3%がほぼ拮抗した。

 ファッション用品で重視したいのは「品質(計)」30.3%に対して「価格(計)」32.1%が上回り、若年層ほど価格重視の傾向が強かった。オシャレのスタイルは「自分のスタイルを貫く(計)」57.5%が「流行を追いかける(計)」8.1%を大きく上回った。

 ファッション用品をよく買いに行く場所は「ショッピングモール」(52.7%)が突出し、「オンラインショップ」(32.5%)、「アウトレットモール」(19.7%)と続いた。

アウトレットモール利用経験者は64%、平均支出は昨年比3,941円増

 アウトレットモールに行ったことがある人は全回答者の63.7%。女性(68.0%)が男性(59.3%)を8.7ポイント上回った。都道府県別では茨城県(80.0%)が1位、大阪府(79.0%)が2位、岐阜県と三重県(いずれも78.0%)が3位タイ、兵庫県(77.0%)が5位となった。

 アウトレットモールに行こうと思うときは「安くいいモノを買いたいとき」(33.5%)が最多で、「ドライブ・お出かけをしたいとき」(30.5%)、「セールやキャンペーンが開催されているとき」(25.9%)、「旅行で近くに寄ったとき」(24.5%)、「ウィンドウショッピングしたいとき」(19.0%)が続いた。お得な買い物の場であるとともに、行楽の目的地としても機能していることがわかる。

 1回の訪問での平均支出は26,042円。前回2025年調査の22,101円から3,941円増加した。都道府県別では徳島県(45,278円)が1位、東京都(45,037円)が2位、宮城県(40,951円)が3位、青森県(39,527円)が4位、高知県(38,824円)が5位だった。

 アウトレットモールで買ったことがあるものは「洋服」(47.1%)が最多で、「シューズ」(33.1%)、「バッグ」(19.0%)、「ファッション小物」(17.2%)、「食品・飲料」(16.9%)と続き、ファッション用品の購入が中心となっている。女性では「洋服」55.1%、「バッグ」23.9%と、男性(順に37.9%、13.3%)を10ポイント以上上回った。

利用者の52%が衝動買い経験、59%が掘り出し物に遭遇

 アウトレットモール利用経験者2,992名のうち、「衝動買いをしたことがある」は52.2%、「掘り出し物に出会ったことがある」は58.8%に達した。

 衝動買い経験率の都道府県別1位は高知県(67.6%)、2位は宮城県(66.2%)、3位は秋田県(65.2%)。掘り出し物遭遇経験率では岩手県(79.3%)が1位、秋田県(76.1%)が2位、高知県(73.5%)が3位。これらランキング上位には、県内にアウトレットモールが立地していない県が多く含まれており、訪問時により積極的に買い物を楽しむ傾向がうかがえる。

 衝動買いしたものは「洋服」(33.5%)、「シューズ」(17.5%)、「バッグ」(11.7%)の順。掘り出し物に出会ったものも「洋服」(35.8%)、「シューズ」(23.3%)、「バッグ」(13.6%)が上位を占めた。

“アウトレットあるある”1位は「広すぎて全部回れない」が2年連続

 アウトレットモールを訪れた際の”あるある”体験を聞くと、1位「広すぎて行きたいお店を全部回れない」(25.7%)が前回調査に続いて首位をキープ。2位「歩き疲れたときはスイーツを食べて一休みする」(19.9%)、3位「予定より買いすぎてしまう」(19.5%)、4位「衝動買いしてしまう」(16.7%)、5位「どこに駐車したかわからなくなる」(15.0%)と続いた。

 都道府県別では「広すぎて行きたいお店を全部回れない」と「予定より買いすぎてしまう」で京都府(それぞれ41.9%、33.9%)が1位。「歩き疲れたときはスイーツを食べて一休みする」では千葉県(29.0%)、「衝動買いしてしまう」と「どこに駐車したかわからなくなる」では石川県(それぞれ31.9%、26.4%)が首位となった。

 満足・楽しかったエピソードとしては、「ずっと欲しかったおもちゃがとても安く販売していたこと」「10年前初めて行って買ったものはいまでも使っていて大切な思い出」「子どもが気に入った洋服を買って、家に帰ってからも喜んでいたこと」「夫婦でペアウェアを購入しました」「友達と行ってあーだこーだ言いながらするウィンドウショッピングが楽しかった」「気になる人とドライブがてら寄ってワクワクした」「わんちゃんをたくさん見られて嬉しい」「冬にイルミネーションされていて、とてもきれいだった」などが寄せられた。

芸能人イメージ調査も実施

 秋のお出かけやアウトレットにまつわる芸能人イメージも聞いた。

 ファッション・コーディネートの参考にしたい、オシャレだと思う自県出身の芸能人では、宮城県「鈴木京香さん」、秋田県「佐々木希さん」、福島県「ディーン・フジオカさん」、群馬県「篠原涼子さん」、千葉県「桐谷美玲さん」、長野県「藤森慎吾さん」、静岡県「長澤まさみさん」、愛知県「佐野勇斗さん」、大阪府「中条あやみさん」、奈良県「堂本剛さん」、鳥取県「松本若菜さん」、広島県「綾瀬はるかさん」、山口県「田村淳さん」、福岡県「橋本環奈さん」、大分県「指原莉乃さん」、沖縄県「新垣結衣さん」がそれぞれ1位に挙がった。

 アウトレットモールで”1日店長”をしてほしい自県出身の芸能人では、北海道「大泉洋さん」、岩手県「戸塚純貴さん」、山形県「ウド鈴木さん」、茨城県「渡辺直美さん」、神奈川県「阿部寛さん」、岐阜県「伊藤英明さん」、静岡県「広瀬すずさん」、香川県「要潤さん」、福岡県「今田美桜さん」、鹿児島県「上白石萌音さん」などが各県の1位に選ばれた。

 アウトレットモールで掘り出し物を見つけるのが上手だと思う自県出身の芸能人では、北海道「大泉洋さん」、宮城県「サンドウィッチマン」、群馬県「井森美幸さん」、埼玉県「若槻千夏さん」、新潟県「横澤夏子さん」、愛知県「大久保佳代子さん」、滋賀県「西川貴教さん」、奈良県「明石家さんまさん」、鳥取県「イモトアヤコさん」、愛媛県「友近さん」、熊本県「スザンヌさん」、宮崎県「堺雅人さん」、沖縄県「ゴリさん」が各県トップとなった。

 今回の調査は2026年8月26日〜9月1日の7日間、ネットエイジア株式会社がインターネット調査で実施。全国の20歳〜59歳の男女を対象に、各都道府県100名、計4,700名の有効サンプルを集計した(プレミアム・アウトレット調べ)。

 なお、10月10日は「プレミアム・アウトレットの日」。「アウ”ト”(10)レッ”ト”(10)」の語呂に合わせ、プレミアム・アウトレットの日本誕生20周年を記念して2020年に三菱地所・サイモン株式会社が申請し、一般社団法人日本記念日協会に記念日として認定されている。

 
 

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