TEJ2026の旅行会社エリア
9月24~27日にかけて、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれたツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2026。多くの企業・団体が個性的なブースを展開する中、国内の大手旅行会社4社(JTB、KNT-CTグループ、日本旅行、東武トップツアーズ)も、自社の強みを全面に押し出したブースを出展。業界・プレス日含め、会期中は多くの来場者でにぎわいを見せた。
JTB 「日本の旬九州」PR 人気アイドルも登場
JTBは、国内旅行や海外旅行に加え、空飛ぶクルマ、宇宙ビジネス、コンテンツツーリズムなど、「旅」の領域を広げる多彩な取り組みを出展ブースから発信した。
JTBの「10大ニュース」や国内・海外の旅行プランを掲載した広告チラシを配布。海外旅行では、添乗員・現地係員が案内する欧州ツアー、欧州をバスで巡るランドクルーズなどを紹介した。
国内旅行では、10月1日から始まるキャンペーン「日本の旬 九州」(来年3月31日まで)を映像やパンフレットでPR。対象プラン限定の特別な貸し切り企画、豊富な宿泊施設、食に特化したプランなどを提案した。
また、JTBは9月26日、日本航空(JAL)、ジェーシービー(JCB)と合同で、会場内のステージにおいて、学生のアイデアコンテストの優勝企画を旅行商品化した「ガクタビ ハワイ」の発表イベントを開催した。ダイヤモンドヘッドでのクリーンアップ活動や卒業パーティーを盛り込んだユニークなプラン。ステージにはスペシャルゲストとして、人気アイドルグループ「CANDY TUNE」が登場した。

「ガクタビ ハワイ」の発表イベント
KNT-CTグループ 小学生に「探究」の楽しさ提供
KNT-CTグループは、来年4月に行われるグループ4社統合をブースの各所でアピールした。
ブース内では、「地域共創」「未来創造」「訪日グローバル」などの主力事業をパネル展示で紹介。同社グループの事業や旅の特長を楽しく学習できるよう、旅行券2万円分などが当たる「KNT-CTスタンプラリー」も用意した。各パネルの五つのチェックポイント(QRコード)をスマートフォンで読み取り、選択式のクイズに回答してもらった。
業界・プレス日には、宿泊・観光施設などの訪問客がブースを訪問し、社員と商談・歓談する様子が見られた。
一般日は、子連れ客の来場が目立った。商談エリアがステージへと転換され、同社グループが強みとする「テーマ旅行」に関するプログラムも行われた。好奇心旺盛な小学生などに対し、日常や町中に潜むさまざまな問いや疑問から
「探究」が始まる楽しさを知ってもらい、「旅」に出るきっかけを知る貴重な機会を提供した。

一般日には、児童向けのクイズ企画も行われた
日本旅行 国内観光活性化CPと宇宙事業紹介
日本旅行は今年度新たに始めた国内観光活性化キャンペーン「こころに響く日本の旅」と、海外旅行の新ブランド「Best CHOICE」を中心に紹介。同社が推進する宇宙事業「GALAXY PROJECT」を紹介するブースも設けた。
「こころに響く日本の旅」は、日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連)とともに進める「地域のまだ見ぬ魅力を磨き上げるプロジェクト」。第1弾を北海道を舞台に4~9月に実施。第2弾は10月から来年3月まで山陽(広島、岡山、山口)を舞台に展開する。
ブースでは山陽3県の宿のパンフレットを配布したほか、3県の地酒の試飲、3県の観光関係者による地域の魅力を紹介するステージを展開した。「地域の皆さまと一緒にイベントを盛り上げようと企画しました」と同社秘書広報部の井村瑶子マネージャー。
同社の「グローバル人財活用推進事業」を通じた中央アジア・キルギス共和国との交流の一環で、同社の吉田圭吾社長が同国の「観光大使」に任命され、その任命式も行われた。

繁盛するブースと井村マネージャー
東武トップツアーズ 過去最大規模に 体験型の内容充実
今年創業70周年を迎えた東武トップツアーズは、東武鉄道、東武タワースカイツリー、東武ホテルマネジメントの東武グループ3社と共同で、過去最大規模のブースを出展。東京スカイツリーの天望デッキの装飾が目を引き、「来て、見て、体験して」をテーマに、旅行業にとどまらない体験型コンテンツを充実させた。
東武沿線と沿線ホテル、観光地を路線図ゲームで紹介するコーナーのほか、選挙の開票作業の負担を軽減する「電子投票」、自治体向けの「AIコールセンター」など、地域創生やAI・DXに関する多彩な取り組みを紹介。
また、SkyDrive社が開発を進める「空飛ぶクルマ」の5分の1模型も展示され、9月25日午後に開かれた同社によるプレゼンテーションでは、2028年の商用化に向け、機体の特徴や、鉄道会社と連携したサービス展開について説明した。今後、両社の連携による新たな展開にも期待が高まる。

過去最大規模となったブース
【TEJ取材班】




