ターキッシュ エアラインズは9月25日、最大 150 機のボーイング 737 MAX 型機を導入する契約をボーイングと正式に締結した。
本契約はターキッシュ エアラインズにとって過去最大規模のボーイング単通路型機の発注となる。協議は 2025 年より進められており、締結式はトルコ共和国のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の立会いのもとで行われた。
確定発注 100 機+オプション 50 機、737-10 への代替権も
今回の発注内容は、ボーイング 737-8 型機 100 機の確定発注に加え、737 MAX 型機 50 機分の追加購入オプションで構成される。
さらに、737 MAX シリーズにおいて最大機種である 737-10 型機への代替権も盛り込まれた。これにより、ネットワーク全体で拡大する需要に応じ、より柔軟に輸送能力を調整できる体制が整う。
短距離・中距離路線の強化が主な目的
本発注の目的は、特に需要の高い国内線および国際線における短距離・中距離路線の運航能力向上だ。
ボーイング 737-8 は優れた航続距離性能と積載能力を持つ。加えて、従来機比で燃料消費量および CO2 排出量を 20%削減できることから、機材・路線網の拡大を支えるとともに、効率的で持続可能な運航体制の構築にも寄与するとしている。
「イスタンブールをハブとする路線ネットワークを支える」――取締役会長兼執行委員長コメント
ターキッシュ エアラインズ取締役会長兼執行委員長のムラット・シェケル教授は、次のように述べた。
「本契約は、当社の機材拡充を継続していく上での重要な一歩となります。新たに導入するボーイング 737 MAX は、運航効率と柔軟性をさらに向上させ、イスタンブールをハブ空港として展開する広範な路線ネットワークを支えるものとなります。また、本契約を通じて、長年にわたるボーイングとの協力関係を一層強固なものとするとともに、トルコの航空産業の発展にも貢献できることを嬉しく思います。」
「信頼と共通のビジョンを反映した発注」――ボーイング民間航空機部門 CEO コメント
ボーイング民間航空機部門社長兼 CEO のステファニー・ポープ氏は以下のようにコメントした。
「今回の発注は、ターキッシュ エアラインズとの長年にわたるパートナーシップの基盤となっている信頼と共通のビジョンを反映したものです。私たちは、トルコの航空産業を支援し続けるとともに、イスタンブールを世界へとつなぐハブとして発展させながら、より多くの人々と都市を結ぶターキッシュ エアラインズの成長に寄与できることを誇りに思います。」
200 機超のボーイング機を運航中、787 発注に続く大型案件
現在、ターキッシュ エアラインズ(AJet を含む)は、737 MAX、737 Next-Generation、787 ドリームライナー、777、777 フレイターなど、200 機を超えるボーイング機を運航中だ。
今回の発注は、2025 年以降の 787 ドリームライナー 75 機発注に続くもので、両社の長年にわたる協力関係をさらに強固なものとする位置づけとなっている。
産業協力に関する戦略的覚書(MoU)も締結済み
さらに今年、ターキッシュ エアラインズとボーイングは、産業協力に関する戦略的覚書(MoU)を締結している。
この枠組みは「Skill Development」「Value Creation」「Business Awards」の 3 つを柱とし、長期的な協力関係の推進を目的とするものだ。具体的には、技術力や能力の向上、技術移転・ノウハウ共有、人材育成、サステナビリティ推進の強化に加え、新たなビジネス機会や産業協力の創出を目指す。
今回の機材発注契約は、この産業協力の枠組みと合わせて、機材導入にとどまらず、ボーイングがトルコの航空産業エコシステム全体の発展を支援するという長期的なコミットメントを示すものと位置付けられている。





