私の視点 観光羅針盤
7月下旬に国会で副首都法(国家社会機能継続性確保施策及び副首都の整備に係る施策の推進に関する法律)が成立した。とはいえ、参議院本会議で2票差のきわどい成立だった。
副首都構想は東京都で大規模災害が起こった場合を想定して、2005年に大阪府、京都府、兵庫県の3府県知事が近畿圏に副首都を建設する考えに合意したことが原点だ。10年代には当時の橋下徹・大阪府知事の働き掛けで副首都関連法案提出の動きが生じたが政局混乱で下火になった。
日本維新の会は大阪都構想に転換し、特別区設置の住民投票を15年と20年に2度実施し、いずれも否決された。25年成立の高市政権で日本維新の会が連立与党になり、議員立法で強引に副首都法を提出し、参議院本会議できわどく成立した。
法案成立後に讀賣新聞は「大阪を『副首都』にしたいという日本維新の会の姿勢が露骨すぎて問題の多い法律だと言わざるを得ない」と厳しく批判している。
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