JRホテルグループ料理コンテスト、メトロポリタンエドモントの角谷氏が優勝


優勝した角谷氏

優勝した角谷氏

 JRホテルグループ(三林宏幸会長=日本ホテル社長、94ホテル)は8月26日、グループ内料理コンテストを京都市内で開いた。最終審査には全国の加盟ホテルから16人が出場。審査の結果、「瀬戸内産舌平目のポーピエット グルノーブル風」を考案、調理した角谷拓治氏(ホテルメトロポリタンエドモント)が優勝した。

 同コンテストは、JRホテルグループの調理スタッフのスキル向上などを目的に2003年からスタートしたもので、今年で22回目。グループ内ホテルの40歳以下の社員を対象にしており、優勝経験がなければ3回まで出場できる。

 今回の課題は、瀬戸内産舌平目を主材料に使い、古典料理の要素を加えたオリジナル西洋料理(温製)。審査は、グループ役員や日本エスコフィエ協会の役員らによる試食審査(600点満点)とグループホテルの総料理長らによる技術審査(600点満点)を実施。両審査の総合得点で順位を決定した。

 大和学園京都調理師専門学校で行われた審査会では、出場者が10分刻みで調理を開始。温製料理がベストコンディションで提供されるよう、2時間の時間配分や皿の温度管理などを注意しながら調理する姿が見られた。

 審査後ホテルグランヴィア京都で開かれた結果発表と講評、表彰式では、審査員がそれぞれコメント。三林会長は「ホテルの料理はお客さまの笑顔を作り出すものであり、地域の食材により地域を元気にできる。結果を真摯(しんし)に受け止め、今後のモチベーションなどにつなげてほしい」と語った。

 試食審査を行ったうち日本ホテル・ホテルメトロポリタンエドモントの特別顧問で統括名誉総料理長の中村勝宏氏は、課題素材の舌平目の生かし方やつけ合わせについて改善点を指摘した一方で、「フランス料理はソースが重要だが、今日のソースはほぼ全て合格点以上だった。常々、われわれプロは一皿トータルの価値観が問われると言ってきたが、その面でもそれなりにできており、レベルアップしているのは素晴らしい」と述べ、22回を重ねたコンクールの成果として評価した。

 優勝した角谷氏は「3回目のラストチャンスだったので、絶対優勝するんだという気持ちで臨んだ。結果が出て本当にうれしい。自分の目標は達成できたので、今後は所属レストランの質の向上につながるよう取り組みたいし、自分自身もコンクールを通して大きく成長できたので、今後挑戦する後輩をサポートして良いバトンをつないでいけるようにしたい」と喜びと今後の抱負を語った。

 優勝者を除く各賞の受賞者は次の通り(敬称略、カッコ内は所属ホテル)。

 準優勝=宮川唯(ホテルグランヴィア京都)▽第3位=中村賢二(ホテルメトロポリタン仙台)▽第4位=中山秀明(東京ステーションホテル)▽第5位=田中拓也(名古屋マリオットアソシアホテル)▽アイデア賞=野中楓(ホテルグランヴィア大阪)▽デザイン賞=高橋海斗(ホテルメトロポリタン川崎)▽技術賞=青木翼(JRホテルクレメント高松)

 【小林茉莉】

角谷氏の作品

角谷氏の作品

優勝した角谷氏

優勝した角谷氏

 
 

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