JALグループは8月31日、2027年3月19日から神奈川県横浜市で開催される「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」の「ゴールドパートナー」として協賛すると発表した。
「機運醸成プロジェクト」および「会場運営プロジェクト」の2軸で参画し、特別塗装機の運航、機内・ウェブサイトでの情報発信、マイルを活用したチケット交換サービス、会場スタッフへの研修実施、国産SAFをテーマにしたイベント・キャンペーン、次世代へのアプローチなど、多岐にわたる取り組みを展開する。
JALグループが掲げる今回の活動のスローガンは「小さなひとつから、未来の空へ」。GREEN×EXPO 2027への参画を「豊かな地球を次世代へつなぐ大切な一歩」と位置づけ、持続可能な未来社会の実現に向けた行動を広げていく考えだ。
2つの目標を掲げ、一人ひとりのアクションを創造
JALグループは「JAL Vision 2035」で「心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来(Sustainable Well-being Future)」の実現を目指している。
GREEN×EXPO 2027が掲げる「自然と共生した持続可能な社会の創造」と、この「JAL Vision 2035」の実現に向け、JALグループは2つの目標を設定した。
ひとつは「自然との共生を目指すGREEN×EXPO 2027の機運醸成」、もうひとつは「日本の環境課題に対する取り組みを推進し、貢献する」こと。一人ひとりの「小さなひとつ」のアクションを共に創造していくとしている。
JALグループは今年3月に新スローガン「Soaring Together」を策定し、環境への取り組みを体系化。その想いを「小さなひとつから、未来の空へ」という言葉に込め、GREEN×EXPO 2027への協賛を通じて具体的な活動へとつなげていく。

色彩豊かな花と緑が彩る特別塗装機、2026年11月就航へ
機運醸成に向けた取り組みの第一弾として、JALは2026年11月より特別塗装機を就航させる予定だ。
機体には「色彩豊かに花や緑が彩る地球の躍動感をイメージしたデザイン」が施される予定。具体的な就航日や運航期間などの詳細は、JAL特設ウェブサイトで案内するとしている。
GREEN×EXPO 2027の開幕を前に、空を飛ぶ機体そのものが博覧会の世界観を体現する存在となる。特別塗装機の就航は、博覧会の認知拡大に向けた象徴的な一手といえる。

機内誌・個人用画面・前方スクリーンで博覧会の魅力を発信
JALの機内誌「SKYWARD」や機内の個人用画面、前方スクリーンでも、GREEN×EXPO 2027の魅力やサステナブルな未来についての情報を発信する。
個人用画面については国内線・国際線ともCMとして掲載。前方モニターについては国内線のみで実施する。
また、JALウェブサイト内にGREEN×EXPO 2027の特設ウェブサイト「GREEN×EXPO 2027にJALと行こう」を開設する。GREEN×EXPO 2027入場チケットの案内をはじめ、開催地・横浜の紹介など、会場に足を運びたくなるような情報を提供していく方針だ。
特設ウェブサイトのURLは以下のとおり。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/promotions/greenxexpo2027/

マイルでGREEN×EXPO 2027入場チケットを交換可能に
JALがセレクトした「特別な体験」や「非日常のイベント」をマイルと交換できるサービス「マイルde体験」で、GREEN×EXPO 2027入場チケットが選択できるようになる。
交換期間は2026年8月31日(月)から。マイル数は2027年3月18日までに交換する場合が1枚あたり2500マイル、2027年3月19日以降に交換する場合が1枚あたり3000マイルとなっている。
詳細は以下のURLで確認できる。
https://use-jal-experience-program.jal.co.jp/shop/g/gGREENEXP/
マイルを活用したチケット交換の仕組みを整えることで、JAL利用者がGREEN×EXPO 2027に参加しやすい環境を整備する。
客室乗務員の知見を活かした接遇・アクセシビリティ研修を実施
会場運営プロジェクトとして、JALはボランティアを含むGREEN×EXPO 2027の関係者・スタッフを対象に、オリジナル研修を実施する。
客室乗務員のホスピタリティと知見を活かした「接遇研修」と「アクセシビリティ研修」の2種類を用意。「アクセシビリティ研修」はGREEN×EXPO 2027開催に向けて新設したプログラムだ。
なお、「接遇研修」は「JALビジネスキャリアサポート」でも提供しており、詳細は以下のURLで確認できる。
JAL講師陣と会場運営スタッフが一丸となり、海外からの来場者をはじめ、あらゆる人々が安心して楽しめるGREEN×EXPO 2027を創り上げるとしている。
廃食油からSAFへ 「すてる油で空を飛ぼう®」プロジェクトが全国に拡大
環境課題への取り組みとして、JALグループは「一滴から、未来の空へ」を合言葉に、国産SAFをテーマにしたイベント・キャンペーンを実施予定だ。
JALは2024年、家庭からの廃食油を回収しSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の原料に活用する取り組みとして「すてる油で空を飛ぼう®」プロジェクトを立ち上げた。
開始から2年を迎え、回収ボックスの設置店舗は全国に広がり、現在では全国111の自治体、235の店舗が協力している(協力自治体数は2025年12月末時点、協力店舗数は2026年3月2日時点)。
GREEN×EXPO 2027の期間中は、指定の回収拠点にご家庭で出た廃食油を持参した方に対してマイルや抽選の特典を用意する参加型キャンペーンを実施予定。廃食油という身近な素材を通じて、一般の生活者がSAFの普及に関わる機会を創出する。
「すてる油で空を飛ぼう®」プロジェクトの詳細は以下のURLで確認できる。
https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/saf/uco/
小学生向けアイディアコンテストにも協賛 出前授業も実施へ
次世代への取り組みとして、JALは小学生向けのアイディアコンテスト「サステナKIDS AWARDみらいアクションSTATIONS」に協賛する。
このコンテストは一般社団法人SWiTCH主催、東急株式会社共催。2026年10月より応募開始予定で、SAFをミッションテーマとして設定し、未来の空のためにできることを子どもたちに考えてもらう内容となっている。対象の小学校では出前授業も実施予定だ。
詳細は以下のURLで確認できる。
https://switch.bio/kidsaward-stations-second/
JALグループは次世代を担う子どもたちに向けて、楽しみながら未来の空について考える機会を提供することで、「将来的に環境課題に対してアクションできる社会土壌づくりに貢献する」としている。さまざまな切り口から環境課題に触れ、考えることで、将来的なアクションにつなげていく狙いだ。
1990年「花の万博」から進化した国際園芸博覧会の意義
GREEN×EXPO 2027が掲げるテーマの背景についても、JALグループは言及している。
1990年の大阪「花の万博」を経て、国際園芸博覧会の意義は「地球環境課題の解決に向けた緑や自然との共生」へと大きく進化してきた。GREEN×EXPO 2027もその流れを受け、自然と共生した持続可能な社会の創造を目指す。
JALグループは創業以来、空の移動を通じて人や地域、世界をつなぎ、豊かな社会の実現を目指してきた。一方で、「大空を飛ぶ私たちの事業が地球環境に与えている影響と向き合い、持続可能な社会に不可欠な、豊かな地球を次の世代へ継承していく責任がある」と表明している。
GREEN×EXPO 2027への協賛は、そうした責任意識を具体的な行動へと結びつける取り組みとして位置づけられている。
JALグループは今後も、GREEN×EXPO 2027の開催にあたって自然や環境と未来の空をテーマにさまざまなイベントを実施する予定で、詳細については特設ウェブサイトで順次案内するとしている。
JALグループのサステナビリティ戦略の詳細については「JALグループ経営ビジョン2035」のページで確認できる。




