【観光トレンド28】住人は気づかない!街の魅力その2 笠松晋


 前回の答えを。それは北九州市。九州では福岡市に次ぐ2番目の大都市であり政令指定都市。

 この街に対する皆さんのイメージはおそらく、かつて日本の四大工業地帯のひとつ、結果日本で最も公害がひどかった。ついでに言うとやくざな街で治安も悪そう。荒っぽく括ると、明るいイメージと観光で生きる街と対極の存在。まあ確かに空からの煤塵(ばいじん)量は日本最悪、市内の洞海湾は汚くて大腸菌も住めないほど!という時期はあった。

 ただこの街が世界最大のシンクタンクであるOECDから経済成長と環境保全を両立させている”グリーン成長モデル都市”(世界で4都市)にアジアで唯一選ばれたり、人口10万人あたりの刑法犯認知件数の少なさは今や全国政令指定都市20のうち平均よりずっと上に位置する安全な街である!とかいう事実はおそらく市民の9割以上が知らない。従って、環境や治安は前よりは良くなっている、が観光で胸を張れるような歴史も素材も無いというのが住民感情の正直な現状である。現在私は観光を学びたいという市民向けのいくつかの講座を担当させていただいているので良くわかる。

 かくいう私も初めてコンベンション協会に着任後、初期に造成した、国際会議のためのエキスカーションは全て市外の大分別府湯布院、熊本阿蘇山等のいわゆるインバウンドゴールデンルートばかりやっていた。

 そして時間制約があり”やむなく”市内のコース設定を。で、立ち寄った各箇所で他国、他県の会議参加者から多くを学ぶことになる。同時にその魅力の伝え方がいかに大切かも。いくつか具体例を挙げていきたい。

 が、その前に二つの思わぬ方向からの北九州市民に対して大きな出来事があった。あれ?ひょっとしたらわが街はおもしろいのか?

 2023年に放送、NHK超人気番組ブラタモリ。「合体メガタウン!北九州市誕生の秘密とは?」。しかも2週連続版という豪華さ。

 そしてあと一つがその翌年の…ここからはまた次回に。

 (英彦山観光福祉協会代表理事 笠松晋)

 
 

注目のコンテンツ

第39回「にっぽんの温泉100選」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2025年度「5つ星の宿」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第39回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング 」(2026年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト50を発表!

2025年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング」(2026年1月12日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒